あらすじ

ワタリと呼ばれる異形を引き寄せる体質を持った中学生・蒔江が恋をしたのは、人間のフリをして暮らすワタリ・満腹先輩。蒔江を「食べたい」と思う本能を必死で制御する満腹先輩だが、恋にも近い気持ちを抱くほどに、どこまでもワタリである自分を思い知る。そんな二人の前に、新たなワタリが登場。襲われた蒔江は体を削り取られてしまう――! 人外彼女と年下彼氏が織り成す、異“食”の恋愛怪異ファンタジー!
あの人の胃には僕が足りない 1巻
料理上手な中学生・蒔江は恋をしていた。お相手は高等部の先輩・満腹さち。彼女の意外な一面、それはいつも空腹なこと。「料理で胃袋をつかんで、先輩とお近づきに!」…なんて思っていた蒔江の初恋は、さちの重大な「秘密」のせいで、命がけの一大ラブ・ストーリーへと変貌を遂げる。異形の年上彼女×尽くし系年下彼氏が織り成す、異“食”の恋愛×怪異ファンタジー!
あの人の胃には僕が足りない(2)
ワタリと呼ばれる異形を引き寄せる体質を持った中学生・蒔江が恋をしたのは、人間のフリをして暮らすワタリ・満腹先輩。蒔江を「食べたい」と思う本能を必死で制御する満腹先輩だが、恋にも近い気持ちを抱くほどに、どこまでもワタリである自分を思い知る。そんな二人の前に、新たなワタリが登場。襲われた蒔江は体を削り取られてしまう――! 人外彼女と年下彼氏が織り成す、異“食”の恋愛怪異ファンタジー!
あの人の胃には僕が足りない(3)
お互いを大切に思う気持ちを確かめあった、蒔江と満腹先輩。恋人同士として仲良く暮らしていくことを決意するふたりの前に、謎の男・武蔵野ら3人組が登場。ワタリに関する問題の対処にあたっているという彼らは、ワタリを引き寄せる蒔江の体質が街を重大な脅威にさらしている、と警告。自身に埋め込まれたワタリの「苗木」をめぐり、蒔江は幼少期の記憶をたどる――。緊迫の新シリーズ「文化祭編」開幕! 人外彼女×年下彼氏が織り成す異種間恋愛ファンタジー!!
あの人の胃には僕が足りない(4)
蒔江の体質の謎と隠された過去をめぐる「文化祭編」決着! 大人気の人外彼女×年下彼氏の異種間恋愛ファンタジー!
あの人の胃には僕が足りない(5)
巨大ワタリとの戦いを経て、日常を取り戻したかのようにみえた蒔江と満腹先輩に、新たな問題が発生。なんと……先輩が巨大化!? 先輩がもとの姿に戻るためのエネルギー源を求めて、ふたりは夜行列車で出雲へ向かう――。蒔江と満腹先輩、それぞれの秘密とルーツが次第に明かされる「文化祭編」「出雲編」を収録、核心へと加速する人外彼女×年下彼氏の異種間恋愛ファンタジー!
あの人の胃には僕が足りない(6)
好きだもん、食べたくなってもそばにいるよ。異「食」の恋愛×怪異ファンタジー! 出雲から無事帰った蒔江にもたらされた、母の生存を示唆する手がかり。自分を置いていなくなったことへ複雑な思いを抱えたまま、蒔江は仲間とともに危険を冒し、巨大なワタリの巣の中で母親捜しに挑む。そこで蒔江が出会った、想像を絶する母の姿とはーー! 全員集合! 大興奮、大感激、そして大団円の完結巻!
零崎軋識の人間ノック

零崎軋識の人間ノック

裏社会の七つの殺人集団「殺し名」の中でも最凶といわれる零崎一賊。その代表格、零崎軋識が遭遇した危機は……。鉛の釘バット「愚神礼賛(シームレスバイアス)」を引っさげ、軋識は未知の敵に立ち向かう!ご存じ西尾維新の新青春エンタ「人間シリーズ」第二作を完全コミカライズ!期待の新鋭、チョモラン描く凄絶画面がアナタの心を「撲殺(ノックアウト)」!
あの人の胃には僕が足りない
おねショタ×怪異×食!こんなの見たことない!
あの人の胃には僕が足りない チョモラン
吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)
ずっと気になってて、まだ2巻までしか読んでないんだけど、なんだこのマンガ!激おもろいんだけど!!! すぐ3巻買わなきゃ! こんなジャンル見たことないよ! 読み終わって良すぎてかーっとして何も考えられなかったよ! Twitterの載せられたマンガに対してよく「尊い」って書かれてて言いすぎじゃない?って思ってたけどこれは完全にそれでした! 「尊い」のやつでした! もし読んでない人いたら読んでほしいし、最初のリアクションは大切にしてほしいからできるだけネタバレは避けたいんだけど、ほんと作者さんめちゃくちゃセンスいいなー。 まず、おねショタの時点でめちゃくちゃいいんですけど、身長差は当然のこと、力関係とか経験の差とか、中等部の年下男子的には高校生の年上のお姉さんにはもじもじしてしまうわけで、もじもじしながらも頑張ってアプローチしてるのかわいいし、すぐお腹すいちゃうお姉さんの健康的でいろいろでっかいかわいさ最高だし、なんだか思わせぶりな感じも最高! まず、ここまでが第一段階の最高さ。でもここまではまだギリギリ想定内の良さ。 だけど、その最高の皿の上に「怪異」が乗っかってたら、ほら、もうめっっちゃいいじゃん・・!ってなる! グッと来すぎる!! おねショタのラブコメ見てニヨニヨしてたら突然、後頭部を丸太で殴られた感じ! 語彙力失うってこれか! 物語に急に広がりが出てきて、ストーリー的な展開も気になるし、この二人の進展も気になるし、怪異の謎とか、どうやら普通ではない主人公の出生の秘密的な部分もいよいよ気になってくるしで、むちゃくちゃのめり込んじゃう!! 普通じゃないきっかけで二人は近づくし、普通じゃないきっかけで距離を取ることにもなりそうで、簡単に言うと、この恋は全く予想がつかないし違う意味でもハラハラする!! あ、ラブコメ(ラノベ?)特有の、両親ともいなくて謎にヒロインと同居するっていう部分もあるじゃん・・。 主人公の料理上手なところとか健気で一生懸命な部分もめちゃめちゃかわいいんだけど、ヒロインもめちゃくちゃよくって、『富士山さんは思春期』みたいにおっきい女の子が、大食いなところともマッチしてて最高。 さらに言うと、食べる行為のエロさったらない。 なんの映画だったか忘れたけど、男女がテーブルいっぱいに広がった料理を挟んで、ひたすらに互いの目を見てひたすらに食べるシーンがあってもはやセックスみたいなエロさがあった。 『盲獣』という映画では快楽を求めた先にお互いの体を食べるという結末が待っていて衝撃だったけど痺れるエロさがあった。(映画のネタバレすいません) 個人的にはこの作者さんは漫画が上手なんだなーと思う部分がたくさんあって、なによりコマ割りがめちゃくちゃ読みやすい! 気づいてないだけで読みやすいってめちゃくちゃ重要で、ノンストレスでテンポよく読めるのって最高ですからね。 ニヤニヤしちゃうやりとりとゾッとする何かを描ける振り幅もたまらない~。 このままいけば早い内にアニメ化するんだろうなーと思った!