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「私の子供が男でもあり女でもあるなんて…一体どうしたらいいの?」「跡取りができて、これで我が家も安泰だね!」姑たちにも祝福され、高杉明菜は待望の男の子を授かるのだが、出産後に医師から衝撃の事実を知らされる。勇(ゆう)と名付けられた我が子は『性分化疾患』といって、小さなペニスと同時に卵巣子宮も併せ持ち、現時点では“男でも女でもない存在”――どちらにするかは両親が決めてほしいというのだ。結局、姑や夫の言いなりに跡取りである男の子として育てられていく勇だったが、スポーツよりもお人形遊びのほうを好むなど、次第に女の子としての傾向を強めていく。「僕は男の子なの? 女の子なの?」自らの性別に悩み苦しむ勇を見るうちに、とうとう最後の決断をする母・明菜だったが――!?