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人理保障機関カルデアに所属するマシュは、ある日一人の少年と出会う。彼――藤丸立香は、これから行われる人類史の未来を守るというミッションに参加する為に集められた一般人のマスター候補生だった。だが、その作戦の直前、カルデアの内部で原因不明の爆発が起こり……。人類最後のマスターとなった少年と、彼の盾として立つ少女の聖杯戦争が今、始まる――！
マシュと立香がレイシフトした第一の特異点は、西暦1431年6月2日フランス―― 人類史では、ジャンヌ・ダルクが処刑された時代だった。空に光の輪が浮かぶ異様な光景の中、彼らは「蘇った竜の魔女」と呼ばれる存在と対峙する。魔女はジャンヌ・ダルクと名乗り、飛竜を率いてマシュ達に襲いかかるが、その窮地に駆けつけたのは、二人目のジャンヌ・ダルクで――!?
サンソンらとの戦闘で満身創痍のマリーの元を訪れた竜の魔女は、彼女の傍にもう一人の自分――ジャンヌ・ダルクの姿がないことに気づき、嘲う。そんな竜の魔女に、マリーは「ドン・レミの家族を覚えているか」と問うてきて…。マシュ視点の第一特異点、ついにクライマックス！
第二の特異点・古代ローマでは、死んだはずの過去の皇帝が蘇り、第5代皇帝ネロ・クラウディウスと対立していた。人理崩壊を防ぐため、マシュと立香はネロと協力して連合軍との戦いに臨む。そんな彼らの前に、ネロの伯父にして第3代皇帝カリギュラが立ちはだかった。カリギュラの宝具によって精神汚染を受けたネロは、正気を失ってしまい――!?古代ローマ帝国を舞台に、新たなグランドオーダーが幕を開ける！
