あらすじ
東亜文化大学の民俗学の教授・宗像伝奇(むなかたただくす)は、日本各地に伝わる神話や伝説を取材し、はるかな古代そこで実際に何が起きたのか、を奔放な想像力と行動力を武器に解き明かしていく。古代史ミステリーの巨編が、多くのカラーページ、おまけ漫画、創作ノート、さらに宗像教授シリーズとしてNHK出版より刊行された「クビライ」丸ごと一冊をも加えた完全版で登場! さらに電子版には宗像教授シリーズ単行本には初収録となる読み切り「スサノオ最後の戦い」も第8集に追加しました。●第1集の特長/第1話「白き翼 鉄(くろがね)の星・前編」の冒頭をカラーで収録。/描き下ろしおまけ漫画「宗像教授電気考」収録。●あらすじ/天女が羽衣を隠されて帰れなくなってしまう話として有名な「羽衣伝説」は、世界中にある「白鳥処女説話」のひとつだ。その羽衣伝説の地・出雲で、北斗七星が刻まれた鉄剣が発見されたという。羽衣伝説と鉄、そしてギリシャ神話の接点を追ううち、出雲で宗像が見たものとは…?(第1話)
宗像教授宗像教授伝奇考はこの漫画を派生としてノベライズ、ドラマ化で知ったかたも多いと思われます。 さらには2ちゃんねるの怖い話で有名な「リョウメンスクナの呪い」といったアナーキーな作品にまで影響を与えており歴史、SF、ミステリー、ホラーの枠を統括した傑作と言っていいでしょう。 2000年代以降に作られた多くの創作の話の原点として用いられていることも多く、思わず“あ~”、“う~ん”などとこのジャンルが好きな方でなくても唸ってしまうことは間違いないはずです。 娯楽作品としてだけでなく歴史考察、自分なりの知識の幅を深めるためのアイテムとしてオススメできる作品です。