ヤクザ・烏丸の娘、千世のボディーガード兼世話係を続ける仇野。元刑事で勃たねぇからと依頼されたクソみてえな仕事…。烏丸に抱かれ続ける千世のことが、いつしか愛しくなって…。なのに俺には、この状態をどうすることもできない――。千世が俺の誕生日を祝ってくれるって? 水族館でデートして、浜辺でプレゼントをもらって――。私、お母さんのことも覚えてないし、誰もいないから…。人の誕生日祝いをしたの、初めて。好きな人のことを考えるって、幸せなんだね…。俺だって、うれしけりゃ笑うよ――。この世の地獄に生きる2人の愛は深まるほどに切なく…。