あらすじ

前科者に寄り添う保護司物語。「罪を犯してしまった」者や「道を踏み外した」者たち。現代日本において再犯防止を考えるのは、必須の課題だ。保護観察対象者の社会更生の支援をするのが、保護司である。保護司は法務省が委嘱する非常勤で無報酬の国家公務員であり、ボランティア。立場の弱い人間が抱える問題に、主人公である保護司・阿川佳代は真摯に対峙する。佳代が今回担当するのは、小松城倫子。自身が属する思想団体を咎められ、母親を金属で殴った。その団体を率いるA青坂はセックスを賛美。佳代は青坂にどう対峙するのか?
前科者 1巻
現代日本のリアルを抉った核心的人間ドラマ 現代日本において再犯防止を考えるのは、必須の課題である。「罪を犯してしまった」者や「道を踏み外した」非行少年の社会更正の橋渡しをするのが、保護司の役目だ。保護司は法務省が委嘱する非常勤で無報酬の国家公務員であり、ボランティアである。立場の弱い人間が抱える問題に、主人公である保護司・阿川佳代は真摯に対峙する。保護司制度の存続が危ぶまれている今、保護司に求められている姿とは何であろうか? 本作は現代日本が抱える問題を掘り下げる本格ヒューマンドラマです。是非ご一読ください。
前科者 2巻
現代日本の抱える問題点を抉る社会派ドラマ「罪を犯してしまった」者や「道を踏み外した」者たち。現代日本において再犯防止を考えるのは、必須の課題だ。保護観察対象者の社会更生の支援をするのが、保護司である。保護司は法務省が委嘱する非常勤で無報酬の国家公務員であり、ボランティアである。立場の弱い人間が抱える問題に、主人公である保護司・阿川佳代は真摯に対峙する。保護司制度の存続が危ぶまれている今、保護司に求められている姿とは何であろうか? 本作は現代日本が抱える問題を掘り下げる本格ヒューマンドラマです。サブキャラクターに前科者・斉藤みどりが登場し、物語は俄然興味深い流れになりました。是非ご一読ください。
前科者 3巻
現代日本の問題点を抉る社会派ドラマ。「罪を犯してしまった」者や「道を踏み外した」者たち。現代日本において再犯防止を考えるのは、必須の課題だ。保護観察対象者の社会更生の支援をするのが、保護司である。保護司は法務省が委嘱する非常勤で無報酬の国家公務員であり、ボランティアである。立場の弱い人間が抱える問題に、主人公である保護司・阿川佳代は真摯に対峙する。保護司制度の存続が危ぶまれている今、保護司に求められている姿とは何であろうか? 本作は現代日本が抱える問題を掘り下げる本格ヒューマンドラマです。今巻では、覚醒剤取締役法違反で逮捕後、佳代が担当になった田村多実子の苦悩。万引きを繰り返す児珠よしの閉ざされた心に佳代が丁寧に接していく。読み応えたっぷりの一冊です。
前科者 4巻
償う人に寄り添う女性保護司の物語。「罪を犯してしまった」者や「道を踏み外した」者たち。現代日本において再犯防止を考えるのは、必須の課題だ。保護観察対象者の社会更生の支援をするのが、保護司である。保護司は法務省が委嘱する非常勤で無報酬の国家公務員であり、ボランティアである。立場の弱い人間が抱える問題に、主人公である保護司・阿川佳代は真摯に対峙する。今巻では、覚醒剤取締役法違反で逮捕後、佳代が担当になったことで心に安寧を取り戻していた田村多実子がまたクスリに手を出しそうになる。その苦悩に佳代がまっこうから対峙する。読み応えたっぷりの一冊です。
前科者 5巻
犯罪者のその後と保護司を描くナマな物語。「罪を犯してしまった」者や「道を踏み外した」者たち。現代日本において再犯防止を考えるのは、必須の課題だ。保護観察対象者の社会更生の支援をするのが、保護司である。保護司は法務省が委嘱する非常勤で無報酬の国家公務員であり、ボランティア。立場の弱い人間が抱える問題に、主人公である保護司・阿川佳代は真摯に対峙する。今巻では、自分への好意を思い切りぶつけてくる対象者・田口安吾にどう接していくか? 佳代が悩みながら進んでいく姿を正面から描きます。
前科者(6)
犯罪者のその後と保護司を描くナマな物語。「罪を犯してしまった」者や「道を踏み外した」者たち。現代日本において再犯防止を考えるのは、必須の課題だ。保護観察対象者の社会更生の支援をするのが、保護司である。保護司は法務省が委嘱する非常勤で無報酬の国家公務員であり、ボランティア。立場の弱い人間が抱える問題に、主人公である保護司・阿川佳代は真摯に対峙する。今巻は被害者担当保護司を務める梶木の勧めで、強制わいせつ罪を裁く法廷を被害者の視点で傍聴。被害者の女子高生・玲子に会いに行った佳代が苦悩するく姿を正面から描きます。
前科者(7)
前科者と保護司のナマな物語。「罪を犯してしまった」者や「道を踏み外した」者たち。現代日本において再犯防止を考えるのは、必須の課題だ。保護観察対象者の社会更生の支援をするのが、保護司である。保護司は法務省が委嘱する非常勤で無報酬の国家公務員であり、ボランティア。立場の弱い人間が抱える問題に、主人公である保護司・阿川佳代は真摯に対峙する。この巻で佳代が担当するのは老人へのオレオレ詐欺の受け子をした男・岩本。二十歳なのに人生にすっかりさめている。一方、佳代への淡い気持ちに気づいたみどりは岩本と恋愛ごっこを始めるが …!?
前科者 8巻
前科者に寄り添う保護司物語。「罪を犯してしまった」者や「道を踏み外した」者たち。現代日本において再犯防止を考えるのは、必須の課題だ。保護観察対象者の社会更生の支援をするのが、保護司である。保護司は法務省が委嘱する非常勤で無報酬の国家公務員であり、ボランティア。立場の弱い人間が抱える問題に、主人公である保護司・阿川佳代は真摯に対峙する。佳代が今回担当するのは、小松城倫子。自身が属する思想団体を咎められ、母親を金属で殴った。その団体を率いるA青坂はセックスを賛美。佳代は青坂にどう対峙するのか?
前科者 9巻
対象者と彼らに寄り添う保護司の人間物語。「罪を犯してしまった」者や「道を踏み外した」者たち。現代日本において再犯防止を考えるのは、必須の課題だ。保護観察対象者の社会更生の支援をするのが、保護司である。保護司は法務省が委嘱する非常勤で無報酬の国家公務員であり、ボランティア。立場の弱い人間が抱える問題に、主人公である保護司・阿川佳代は真摯に対峙する。佳代が今回担当するのは、小松城倫子。自身が属する思想団体を咎められ、母親を金属で殴った。その団体を率いるA青坂はセックスを賛美。A青坂の説く『正しい悪』は不思議と説得力がある。佳代になついている高校生かすみも青坂に興味津々。小松城に呼び出され、青坂の部屋に乗り込んだ佳代を何が待つ…!?
前科者 10巻
罪を犯した者たちに寄り添う保護司の物語。「罪を犯してしまった」者や「道を踏み外した」者たち。現代日本において再犯防止を考えるのは、必須の課題だ。保護観察対象者の社会更生の支援をするのが、保護司である。保護司は法務省が委嘱する非常勤で無報酬の国家公務員であり、ボランティア。立場の弱い人間が抱える問題に、この漫画の主人公である保護司・阿川佳代は真摯に対峙する。最新巻では佳代の親友・みどりの知り合いであるりりが出所。彼女が空き巣を働こうとしのび込んだアパートで出逢った少女・鏡子。彼女が負った心の傷を知り、りりは一体どうするのか!? 虐待にまつわる問題に真っ向から取り組んだ意欲作です。
前科者 11巻
虐待の連鎖の問題を描く超意欲作!!! 「罪を犯してしまった」者や「道を踏み外した」者たち。現代日本において再犯防止を考えるのは、必須の課題だ。保護観察対象者の社会更生の支援をするのが、保護司である。保護司は法務省が委嘱する非常勤で無報酬の国家公務員であり、ボランティア。立場の弱い人間が抱える問題に、この漫画の主人公である保護司・阿川佳代は真摯に対峙する。最新巻では佳代の親友・みどりの知り合いであるりりが仕事先で出逢った少女・鏡子。鏡子が虐待を受けている事を知り、りりは一体どうするのか!? 虐待にまつわる問題に真っ向から取り組んだ意欲作です。
前科者 12巻
ぴえん系女子に嵌まった男の悲歌。「罪を犯してしまった」者や「道を踏み外した」者たち。現代日本において再犯防止を考えるのは、必須の課題です。保護観察対象者の社会更生の支援をするのが、保護司。保護司は法務省が委嘱する非常勤で無報酬の国家公務員であり、ボランティア。立場の弱い人間が抱える問題に、この漫画の主人公である保護司・阿川佳代は真摯に対峙します。最新巻ではぴえん系女子に入れあげて、窃盗を働いた対象者を佳代が担当。出所後も彼女にふりまわされる対象者・最上に 佳代が寄り添います。苦しい恋心を抱えたまま、最上が進む道は!?
前科者 13巻
引きこもり罪を犯した者の心に潜む闇は? 「罪を犯してしまった」者や「道を踏み外した」者たち。現代日本において再犯防止を考えるのは、必須の課題です。保護観察対象者の社会更生の支援をするのが、保護司。保護司は法務省が委嘱する非常勤で無報酬の国家公務員であり、ボランティア。立場の弱い人間が抱える問題に、この漫画の主人公である保護司・阿川佳代は真摯に対峙します。佳代が今回担当するのは,自宅に引きこもり、母親の死体を遺棄し、年金を奪った小田孝道。彼の抱える心の闇に佳代は如何に寄り添うのか?
前科者 14巻
最愛の子供を殺めた母親に佳代は!? 「罪を犯してしまった」者や「道を踏み外した」者たち。現代日本において再犯防止を考えるのは、必須の課題です。保護観察対象者の社会更生の支援をするのが、保護司。保護司は法務省が委嘱する非常勤で無報酬の国家公務員であり、ボランティア。立場の弱い人間が抱える問題に、この漫画の主人公である保護司・阿川佳代は真摯に対峙します。佳代が今回担当するのは,自分の最愛の子供を殺めた女性。生きる事に望みを見いだせないでいる対象者に保護司として佳代はどう接する?
前科者 15巻
最愛の子供を殺した母親の選ぶ道は!? 「罪を犯してしまった」者や「道を踏み外した」者たち。現代日本において再犯防止を考えるのは、必須の課題です。保護観察対象者の社会更生の支援をするのが、保護司。保護司は法務省が委嘱する非常勤で無報酬の国家公務員であり、ボランティア。立場の弱い人間が抱える問題に、この漫画の主人公である保護司・阿川佳代は真摯に対峙します。佳代が今回担当するのは,自分の最愛の子供を殺めた女性。生きる事に望みを見つけられずにいる彼女が進む道とは?
ワケあって、真鶴で民泊はじめました

ワケあって、真鶴で民泊はじめました

ワケあって会社を辞め、35歳で民泊をはじめた国松小唄(くにまつ・こうた)が主人公。物語の舞台となるのは、人口約7,000人の神奈川県真鶴町だ。自然あふれる“何もない”町に、“何かある”お客さんがやって来る。国松と宿泊客との何気ないやりとりから、毎回ちょっとした奇跡が起きる。『監察医 朝顔』『前科者』などの話題作を手掛ける原作者・香川まさひとが、今を生きる人に贈る“読むセラピー”。ちょっとビターなリアルライフストーリーを、今作でデビューとなる漫画家・あいにゃーが描く。「この漫画で小さな旅を味わって下さい。細道を迷って、でも最後には穏やかな海が見えます」(香川まさひと)
過去になんかできない!!!

過去になんかできない!!!

戦争を生きた人間の苦悩を紡ぐ本格漫画。昭和最大の痛みと言えば、なんといっても第二次大戦であろう。南方で極限を味わった男たち、731部隊、憲兵に指をもがれてしまった脚本家。自分の病気と闘い戦争に行けなかった男の苦しみ。そして、ヒロシマ・ナガサキ… 等々7つの究極のドラマを掲載します。終戦記念日にぜひ読んでいただき作品です。
新おみやさん

新おみやさん

数々の未解決事件の謎を解く!! 毎日どこかで犯罪は発生する。その中には、解決できずに迷宮入りしてしまう事件もある。そんな難事件を専門に捜査するのは、京都草壁署・資料課課長の鳥居勘三郎。どことなく柔らかく、冴えない風貌とは裏腹に、その頭脳は冴え渡っている。彼が優れた観察力と洞察力でお宮入りした事件を解決するとき、あなたは人間の持つ恐ろしさと温かさを目にするだろう。
監察医朝顔

監察医朝顔

山田朝顔は興雲大学医学部法医学教室助教授にして、警察からの嘱託で司法解剖を行う監察医を兼務している。刑事をしている父・万平からの連絡が入り、朝顔は河原で上がった溺死体を司法解剖する。その結果、遺体の胃の中から15mmくらいの小さな発泡ウレタンが見つかった。自殺、他殺、事故……さまざまな可能性があるなか、外傷はなく着衣の乱れもないことから、警察は遺体を自殺とみなす。しかし朝顔は、被害者の胃のなかから見つかった発砲ウレタンと、遺体にすがりついた男の態度を不審に思う。誰もが迎える死の瞬間(とき)。その最期のメッセージに込められた真実とは?遺体と向き合う壮絶な現場で奮闘する一人の女性監察医が今、花開く――!!
逃亡花

逃亡花

愛する夫と共につつましいながらも幸せな日々を送っていた若妻・咲子。だがある日、夫が何者かに殺される!この日から咲子は運命の奔流に巻き込まれることとなった…!!ゴールデン・コンビが熱描する、衝撃のサスペンス・ロマン!!
島根の弁護士

島根の弁護士

新米弁護士・水穂の依頼人は、本心をひた隠す常習窃盗犯―小泉八雲に憧れて、島根県松江市に着任した新人弁護士・山崎水穂。初仕事の相手は、67歳で前科17犯、穏やかな笑顔の持ち主・大塚孝輔だった。情状酌量の道を探る水穂だが、頑なに隠された、その本心は見通せない。彼を常習窃盗犯に駆り立てた原因は…!?熱き情熱を傾ける水穂の挑戦が、今始まる!!
癒されたい男

癒されたい男

極上の“癒し”を求め、男は街を彷徨う!! 仕事に疲れた中年男が街で出会った女性たちに癒しを求めた! 彼の脳内では人妻・OL・女子高生達との様々な“プレイ”が繰り広げられていた!! 妄想フル回転! 嗚呼至福!! お癒し界の異端児が放つ、心に染み渡るヒーリング・コミックス!!
US-2 救難飛行艇開発物語

US-2 救難飛行艇開発物語

本邦初公開。超高性能航空機開発コミック! 「US-2」。海上自衛隊が運用する最新鋭救難飛行艇である。世界で唯一、波高3mの外洋に着水可能なUS-2は、日本の四面を囲む大海原で遭難者の捜索や救助、離島住民の輸送など、過酷な状況下で確実に任務を遂行する。しかし、多くの人命を救い日本が世界に誇る超ハイスペック航空機も、その完成までは苦難の連続だった…… 飛行艇開発に全てを賭けた男たちの物語、開幕!!
前科者
良い意味でよく題材にしたなと思える作品
前科者 香川まさひと 月島冬二
六文銭
六文銭
過去に犯罪を犯した人間と、彼らが社会更生するためのお手伝いをする保護司との関係を描いた作品。 私、この作品を読むまで、保護司という職があること存じてませんでした。 しかも無給のボランティアという待遇(一定経費でるようですが)にもかかわらず、日本では約4.8万人が従事されていることにも驚きでした。 給料がでなくてもやることもそうですが、何より犯罪を犯した人間と関わる勇気というか、怖くないのかな?と思ってしまった。 本作を読むと、そして主人公の阿川佳代の考えや行動を目の当たりにすると、自分が上記の考えになっていたことが何とも恥ずかしい気持ちになりました。 親のネグレクトのせいで満足に食事を与えらなかった受刑者に対して 「(親から愛されなかった)寂しい思いは記憶としてずっと残る」 とか 「覚醒剤やめますか、それとも人間やめますか?」のよくあるドラッグのメッセージに対して 「覚醒剤やっても、人間はやめられない」 とか、犯罪にばかり目がいくのではなく、人間讃歌とも言える、犯罪に手を染めなくてはならなくなった人間に対する優しい思いが溢れていて、読んでいて本当に考えさせられます。 もちろん現実は、もっとどうしょうもない人もいるのでしょうが、そればっかりではないことを突きつけてきます。 テレビやネットのニュースでも、犯罪者の逮捕と犯罪の内容のみで、その後どうなったかまでは伝えることがない中で、よく題材にしてくれたなと感動しました。