謎が少しずつ解かれてゆく「自分の恋心と向き合う」ことで勇紀と同棲し、性的にも充実した日々を送っていたかなでだが、身体だけ子供に戻ってしまい、頭も生活も混乱するばかり。こうなった原因を探ろうと、以前の記憶を呼び戻すうち、勇紀とつき合うことになった日のことや、脚本家としての才能不足に悩んだ日々が思い出される。その苛立ちの勢いで、かなでは一度勇紀に別れを告げていたのだ…。一方、勇紀は、長い片思いのすえに叶えたかなでとの関係がもし揺らいでしまったらと不安にかられる。そんな中で、心に聞こえる不思議な声が、実体化して現れ…?