あらすじすべてをかけて沙羅を救う! 義姉・沙羅との結婚を決めたみこと。最愛の人と愛し合う、今この瞬間の幸せを噛みしめる沙羅とは対照的に、沙羅の死の運命を受け止め方を、自分に問いかけるみこと。死は絶望なのか。いずれ来る死に対して、自分は何ができるのか。そして、運命の瞬間が訪れる… 「命」と「死」と向き合う救命士の祈るような愛の物語、堂々完結。
父子家庭で育った主人公のみこと。父親の再婚で、4人兄姉弟となる。 その後、父は亡くなり、、母は、カメラマンで海外を飛び回っているので、4人暮らし。 みこととは、救急救命士。 手を合わせるとその人が助かるかどうかわかる特殊な能力がある。 そのため、救急車の中で、その人が今後どうなるか分かってしまう。そして、本当にそうなるか病院に確認に行くとそれは、はずれていないので、その能力を確信するのである。 そして、家族の中にも残り1年の寿命であることが分かってしまった人がいる。 大切な家族、幸せになってもらいたい、・・・。 知ってしまったからこそ苦しい。 ページをめくった途端に涙があふれてきます。 ぜひ、お勧めしたい作品です。