あらすじ

一族同士の戦い――同朋(ともがら)の血を流さず勝利を得ようと試みるファンは、苦境に立たされていた。だが、戦局は海将ジト・サントニウスの裏切りにより一変する、海王は旗艦に白旗を掲げ、休戦を告げ大海帥との会談を望む…。ファンとソル一対一で対峙する二人の対話の結末は?
海皇紀 1巻

陸に領土を持たぬ海の一族、その守護神“影船”を操る謎の男ファン・ガンマ・ビゼンの正体とは!? 川原正敏が描く壮大なる海の冒険浪漫、満を持してここに発進!

海皇紀 2巻

トゥバンとともにクアラ王宮に乗り込んだカザルは金虎将ジンザバルを討った。しかし、群がる敵兵に二人退路を断たれてしまう。絶体絶命の危機に陥ったカザルたちの前に突如ファン・ガンマ・ビゼンが姿を現すが…。圧倒的スケールで描く川原正敏冒険浪漫、第2弾登場!

海皇紀 3巻

ウォルハンに迫るクアラ大艦隊を止めるべく、ただ一隻で戦う影船。その戦いの最中、単身クアラ船に飛び込んだファンは、敵の包囲を受ける。次々と襲いかかる敵兵。クアラ将軍ウルダイルの猛攻。圧倒的劣勢に対して、ファン・ガンマ・ビゼンは如何なる“策”を見せるのか!?

海皇紀(4)

“伝説の島”グリハラに向かう途中に、ファンたちが出会った静かなる男、アル・レオニス・ウル・グルラ。稀代の天才軍師と称される彼もまた、グリハラを目指していた……。東の果てにあるという島には、如何なる秘密があるのか、そしてファンたちはその地に無事たどり着くことができるのか!?

海皇紀(5)

謎の男に攫(さら)われたマイアを救うため、敵のいる洞穴に乗り込んだファンは、灯の消えた闇に中で戦いを始めた…。しかし謎の男はニホントウを受け止める剣を持ち、闇を見通す不思議な器具を身に着けていた。圧倒的劣勢の中、不敵に笑うファンの策や如何に?

海皇紀(6)

伝説の島グリハラに着いたファンたちを待っていたのは、導師と名乗る男だった。手から火や酒を出し、千年を生きたという導師は、自分こそが伝説の魔導師イルアンジャだと語った。果たして彼の起こす奇跡は真実か? そして、カガクを求めるマイアの願いはかなうのか……?

海皇紀(7)

導師の起こす奇跡の正体は、双子を利した瞞(まやか)しだった。カガクへの手がかりを失い、深く失意に沈むマイアの前に、アナハラムの娘、メルダーザが現れる。イルアンジャを知るという彼女の導きにより、聖地エル・グリハラにたどり着いたファンたちを待っていたものは…!?

海皇紀(8)

エル・グリハラでファンたちを待っていたのは魔導師イルアンジャと動かない土武者の姿だった。ようやくカガクを手に入れられると思うマイアだが、突如イルアンジャは暴走し、魔道の業ドルドルーヴォの火で攻撃し始める。そして、それを受けた土武者たちが動き始めた・・・!

海皇紀(9)

イルアンジャの手掛かりを求め、海の一族の本拠”海都”に向かい航行する影船。だが、その行く手に現れたのは遥か西の大国ロナルディアの船だった。魔道の壁で遠距離から攻撃をしかけてくる一隻のロナルディア艦。ファンの巧みな操船により一隻を沈めたが・・・。

海皇紀(10)

海都に向かい航行する影船の行く手に現れたロナルディア船。魔道の兵器カノンの攻撃をかいくぐって、敵艦に乗り込むことに成功したファンに、海兵隊隊長ディアブラスが襲い掛かった! 剛剣をふるうディアブラスに対し、ファンはニホントウを放し、鮮やかな技で勝利した!

海皇紀(11)

ロナルディア艦艦長フォレストらを乗せ、海都に向かう影船八番艦。途中に立ち寄ったカロの港で、フォレストたちはその隙をついて、影船から逃げ出そうとするが、そこにはファンが待ち構えていた。だが、ファンは敢えて彼らを逃がし、戦場での再会を約して別れた・・・。

海皇紀(12)

海の一族に起こった政権交代劇に巻き込まれ捕らえられてしまったファン。新たなる海王となった長子カノーフ達は、ファンを排除しようと企み、巻き返しを狙う末弟ソルはファンに近づく…。混沌とする状況を打破するためファンは、囚われし天空塔より脱出を試みた!

海皇紀(13)

海都から脱出するため航走り始めた影船八番。その行く手を遮る水門を開くため、ファンはニホントウを持たぬ身で、水門の番人ギルゴマと戦いこれを退けた。水門を抜け再び大海に出た影船だが、ファンの出した指示は、海都に戻り海都近衛艦隊と戦うというものだった!

海皇紀(14)

囚われの身を脱したファンは再び海都に戻り、影船八番館ただ一隻で海都近衛艦隊との海戦を始める。堆州を利したファンの”魔法”により近衛艦隊は次々座礁し、その兵力の約半数を失った‥‥。残る敵艦は近衛艦隊十隻と旗艦コル・セイリオス‥ファンは如何なる策で破るのか!?

海皇紀(15)

八番艦と近衛艦隊との海戦から二か月、静けさを取り戻した海都に、すべての影船が集結する…。七人の影船の長が招集された目的は、次期海王を決める“しきたり”を行うためであった! 果たして次の海王は誰なのか? そしてファンの描く第二幕のシナリオとは!?

海皇紀(16)

七人の影船の長が海都に集い始められた海王選定の儀。影船の長すべての剣が一人に集まれば、新たなる海王が誕生するはずだったが、剣はソルとファンの二人に割れてしまう。王定まらぬため行われる次のしきたりは”王海走”。影船同士によって行われるレースだった・・・。

海皇紀(17)

シャワーを利してアレア・モスを振り切ったファン・ガンマ・ビゼン。影船の囲みを抜け出し、ようやく全速力で追走を始める。一方イバト・ルタはソルの速力(あし)を止めるため航走(はし)り続けていた。ますます緊迫する王海走二本目、大差をつけられた八番艦の逆転はあるか!?

海皇紀(18)

強風と雨を利して王海走二本目を大逆転で制したファン。天候の悪化が予想され、ファン有利と思われる三本目を前にして海都で策を謀るものあり…。果たしてフェルカドは如何なる手を打ったのか、そして追い詰められたソルの策は!? ついに最終三本目の鐘が鳴る!

海皇紀(19)

フェルカドの策を逆手に取り影船の包囲網を抜け出した影船八番艦。第一・第二指標をめぐる駆け引きに勝ち、ソルとの差を一気に縮めた。ゴールまでの限られた距離で奇跡の逆転劇は起こせるのか!? 大海を統べる王を決めるレース、「王海走」にいよいよ決着の時が迫る…!

海皇紀(20)

王海走三本目、八番艦の速力を止めるために海に身を投じたエールラ。荒れ狂う海の中から彼女を救い出したファンは自ら舵を取り先行するソルを追った。ファンの操舵によりさらに加速した八番艦はついに三番艦に並びかける。ほぼ同時にゴールした両艦。その勝者は・・・?

海皇紀(21)

王海走に勝利し海王の座に就いたソルは、副官マルキュリ・オ・スクラを呼び寄せ、着々と支配体制を整えていた。一方、伝説の官職「大海帥」に任じられたファンは、ガルハサン侵攻を狙うカザルと再会を果たした。苦境に陥ったカザルに対し、ファンの授けた策とは!?

海皇紀(22)

ガルハサンの王都、ルグーンを攻めるため、難所アルラン山脈を進むカザル。カザルに荷を届けるため、ドラカン海峡をひた航走(はし)るファン。そして、その進行を読みルグーンに急ぐアル・レオニス。役者が揃い、東域の命運を決する、カルハサン攻防戦の火蓋が切られる!

海皇紀(23)

ついに始まったウォルハンとガルハサンの大戦。先んじて王都に夜襲をかけたカザルだが、アル・レオニス・ウル・グルラの仕掛けた罠に落ち、兵を失った。陣を立て直したウォルハン軍に、今度はアル・レオニスが仕掛ける。掟破りの夜襲に秘められた天才軍師の意図とは!?

海皇紀(24)

カザルをルグーン城内に誘い込み、封じ込めようとするアル・レオニスの策は、土壇場の所で味方であるはずの王宮守将エイザックの裏切りに遭い、潰えた。遂に、天才軍師を捕らえることに成功したファンとカザル。厳重なるガルハサン軍の包囲網を突破することができるのか……!?

海皇紀(25)

アル・レオニスとファンの前に現れた謎の二人、その正体は闇の魔人衆だった。ファンは、敵のスピードと目眩ましに苦しみ、ニホントウを手放してしまう。だが、その窮地にイベルグエンですら知らぬ投げ技で一人を倒した。熾烈なる戦いの結末は、如何なるものとなるのか?

海皇紀(26)

三人目のイベルグエンの正体、それは呪文によって操られたヴェダイだった…。三人同時の攻撃を凌ぎ、何とか敵の一人を倒したものの、ファンが煙幕の中、一撃を喰らってしまう。アル・レオニスを連れ、海上へと逃れたイベルグエン。ボロ船で追いつくことは出来るのか?

海皇紀(27)

八番艦と合流し、敵の小船に追いついたファンは、イベルグエンを倒し、軍師アル・レオニスとヴェダイを救出した。だが、ヴェダイはイベルグエンに操られたことに苦しみ、メルダーザとともにロナルディアへと去っていった。仲間を失ったファンは、如何なる道を進むのか?

海皇紀(28)

ソル・カブラ・セイリオスに対抗する力を得るため、再び海に出た影船八番艦。その目的地は、遥か西の辺境サナル海。この遠方の地に赴いたファンの狙いはサナル海海将でも四番艦アレア・モスでもなく、海の一族の仇敵、海賊ジーゴ・サナリアを味方に引き入れることだった!

海皇紀(29)

海賊、ジーゴの力を借りる条件として大長(おおおさ)の孫娘、アグナに夜這いをかける事になったファン・ガンマ・ビゼン。罠と知りながらアグナの寝所に現れたファンは、ジーゴの精鋭百人に、たった一人で挑み突破した。傷つき疲れ果てた体で迎える次の関門は「切れ者」インダ!

海皇紀(30)

海賊ジーゴ・サナリアを味方に引き入れたファン。しかし、海の一族全艦隊を相手するには、まだ戦力が足りなかった。ソルに抗する次の一手、それはサナル艦隊をぶん盗ることだった。ソルが任じた新たなる海将兵ヴォルカ・ベアス相手に、ファンは如何なる策を仕掛けるのか?