あらすじ

王座を賭けた、死闘の開幕。善達は、ドミノ復活の鍵を握る第四の真祖・エデンを捕らえるため、戦いの作戦を練っていた。その頃、エデンは巧みな話術とパフォーマンスで怯えた人々に自らを神と崇めさせ、信仰心を集めていた。しかし、人の命のことは何とも思っていないエデンは大勢が集まる街中に人造ゴア・レギオンを放ち、善達との総力戦を始めようとする。圧倒的なエデンの脅威に対し、新たな戦力として立花や日ノ元を仲間に迎えたいところだが、彼らのこれまでの行いから皆思うところもあるようで…? 果たして善は仲間達を統率し、この戦いを制することが出来るのか!? 真実と虚構の第19巻!!
血と灰の女王 1巻

富士山が噴火して以来、日本の、そしてこの街の夜が一変した―― 火山灰をかぶった一部の人間達は驚異的な力を誇る闘争型ヴァンパイアとなり血で血を洗う殺し合いを開始! トップに立った者は全世界を支配するルールの中で、落ちぶれた令嬢・ドミノが這い上がる!! 閲覧注意のダークホラーバトル、開幕!!!!!!!!!!!!

血と灰の女王 2巻

閲覧注意の超刺激的ヴァンパイアホラー!!!!!!!!!!!! 自分の信念と決意故、その手を汚す善。「相手の人間としての顔を見ちゃったら、アンタ闘えないって訳?」第1巻にも登場したあの人物がヴァンパイアとして、敵として立ち塞がる!!! 血を浴び真っ赤になって灰色の世界を疾走する第2巻!!! 血肉滾らす新世代のダークファンタジーに震えよ!!!!!

血と灰の女王 3巻

美人姉妹クレタとマルタの夜の顔は人魚型のヴァンパイアだった! 京児は大学で善は古着屋でそれぞれ昼の関係値を築くが、なおいっそう闘争心をかき立てかき立てられることに! 血のつながりとは何か!? 相手を理解するとはどういうことか!? 絶望の中の人間ドラマが深みを増す第3巻!!!

血と灰の女王 4巻

ドミノ大活躍、久々!!!!! 箱根に現れた謎の政治家、自由民生党・日ノ元士郎。混浴で日本の未来をドミノに説く彼は、敵か味方か!? ドミノは箱根をキノコヴァンパイアの魔の手から救うことはできるのか!? そして、日ノ元に心酔する、佐神善の幼なじみ・七原健も初登場! それぞれの道を歩んできた二人が、闘争という名の宿命とともに再会する! 葛藤、嫉妬、そして裏切り… 男同士の微妙な関係値がドラマを紡ぐ第4巻!

血と灰の女王 5巻

次にくるマンガ大賞受賞! 熱いヒーロー物語 燦然党・芭藤VS善、七原コンビの死闘もいよいよ佳境に! 遺灰物を捕食した相手を模倣する能力を使い“クレタ”になった善。加速させる力で加勢する七原。勝負の行方を決めたのは京児だった! そして、芭藤の増援に来た、善を救った医者・堂島の真の目的とは!? ドミノとの間に結ばれたある協定とは!? 新キャラ・下僕4号も登場し、新展開を見せる熱闘ヴァンパイアヒーロー譚、第5巻!!!

血と灰の女王 6巻

この男の善意、怖いほどに異常。ドミノから下僕4号・明のテストを任された善。だが後輩の彼女は自分より強く、そして頑迷。仲間達のまとまりのなさが増していく中、迫る影……。王座を狙う第3のグループ、ゴールデン・パーム、その一員、火防と水波だ。彼らのリーダーである真祖のユーベンに会いに行くことになった善達。そこで行われるのは、ヴァンパイアになってから得た力への肉体の適合率を上昇させる儀式“創血式”だった! 己の過去、柵が牙を剥き、命を狙う! 善の前に立ち塞がるものの正体とは……!!? 追憶の第6巻!!!

血と灰の女王(7)

日ノ元明、16歳。親殺しを望む娘…!!! ヴァンパイアになってから得た力への肉体の適合率を上昇させる儀式“創血式”も終わり、ドミノが「犬4匹」に伝えたのはゴールデンパームとの親睦を深めるトーナメント、御前試合の開催だった。各出場者に賭けの倍率がつけられ、ヴァンパイアとしての能力を存分に活かした激闘が繰り広げられる。その中で明らかになる日ノ元明の幼少期、真祖である父との確執、そして佐神善に暗い眼差しを向ける相手陣営・阿久津潤との勝負の行方は…!!? 因縁と才覚の第7巻!!!

血と灰の女王(8)

今、真祖の強大な力が解き放たれる! ドミノと、ユーベン率いるゴールデン・パーム、両陣営の親睦を深めるための御前試合は二回戦へ。己が父親への復讐心に燃える日ノ元明に対するは、悪名高きゲスクズ兄貴の戦士、狩野京児! 決意も新たに、能力を進化させた明の攻撃に、京児は創血式で得た新能力“黒雷”で立ち向かう。白熱する試合の行方は…!? そんななか、ドミノは御前試合中止をユーベンに申し入れるが、彼は試合会場の人々を人質にとり、自ら闘いに名乗りをあげる。今、真祖の強大な力が解き放たれる―― 暴走と進化の第8巻!!!

血と灰の女王(9)

ドミノ・ユーベンチームとの決戦が始まる! 御前試合に勝利した善の求めに応じ、己の半生を語り始めたユーベン。瀕死のユーベンに自らの血を与え、ヴァンパイアの真祖として進化させたのは“現王”ゴア。ゴアに選ばれヴァンパイアとなり、彼に成り代わる次代の王候補、それこそが3人の真祖であった―― 一方、燦然党・日ノ元士郎の陣営に身を置く“先生”こと堂島正にある女が接近していた。名は霧島槇尾。本職は公安に所属する警察官だが、燦然党・日ノ元の非道を食い止めるため、堂島に共闘をもちかける。彼女の正体と真の目的、そして堂島の新たな決意とは? 燦然党のトップ幹部や強者揃いの日ノ元一族の面々も集結し、いよいよドミノ・ユーベン合同チームとの決戦が始まる!! 激突必至!! 期待と興奮の第9巻!!

血と灰の女王(10)

チームドミノ・ユーベンVS燦然党の決戦! ついにチームドミノ・ユーベンVS燦然党の決戦の幕が切って落とされた! 燦然党の切り込み隊長・立花は多くの犠牲を払いながらもドミノたちの上陸に成功する。この陽動でドミノの注意を引き付け、その隙に本隊が奇襲をかける作戦だ。対しドミノは善の能力で作った分裂体の偽物のドミノに敵を誘導し、偵察を撃破後、陽動成功の偽報告でおびき寄せた本隊を叩く二段構えの戦略で待ち受ける。偽の報告をさせるため立花を拉致した京児たちだが、燦然党の予想外の強襲に遭う。退却を促す京児に、七原が思わぬ行動を…!? そして燦然党トップ・日ノ元士郎が、ついに冷血の牙をむく。仲間達をも震撼させる極悪非道の策略に、ドミノの怒りが爆発する!! 敵味方入り乱れ、戦局は徐々に混沌の様相を呈していく… 愛憎と咆哮の第10巻!!

血と灰の女王(11)

真祖二人が相まみえ、死闘の幕が上がる! 燦然党との激戦のさなか、善は“先生”こと堂島正と再会する。数々の非道に憤る善に、堂島はいまや歪み捻れた信念を叫ぶ。言葉を失った善の隙をつく一撃を受け止めたのは…? 深手を負いながらも燦然党党首・日ノ元の捕捉に成功したドミノ。ついに真祖二人が相まみえ、想像を絶する死闘の幕が上がる! そして、第三の真祖・ユーベンは静かにその時を待っていた… 互いの死力を尽くした戦いは、敵味方とも多大な犠牲を生んでいく… 哀悼と惜別の第11巻!!

血と灰の女王(12)

二人の真祖の戦いの幕が上がった! 二人の真祖の戦いの幕が上がった! 最上級体へと進化を遂げたユーベンは、日ノ元を圧倒。それを紙一重で凌ぎながら、日ノ元は冷静に勝ち目を探る。想像を超えた熱量で繰り出される技の応酬が、夜の島を鮮やかに彩る… 頂点を目指す両者の激闘は、多くの命と想いを道連れに、誰も予測しなかった結末へと突き進む!! 燦然党、ゴールデンパーム、そして、チームドミノの運命は!? 別離と継承の第12巻!!

血と灰の女王(13)

血に塗れた一族の歴史が語られる!! 燦然党との激闘の一夜が明けた。双方、多数の犠牲を出しながらも、夜の再戦に向けて束の間、凪の時が訪れた。ドミノ達の次の任務は、島に残る1万人の民間人を日中に避難させること。ドミノは彼らの前に立つ、鎮め、守るために。今、未来の“女王”の演説が始まる… その頃、日ノ元士郎は深い眠りの中にいた。夢に見るのは過去の自分。士郎はいかにして日ノ元家の当主となったのか? 血に塗れた一族の歴史が語られる! 生きて明日を掴みとれ!! 群像と追憶の第13巻!!

血と灰の女王 14巻

ドミノは真の“女王”と成る―― ユーベンの心臓を取り込み、生物として更なる進化を遂げた日ノ元士郎。真祖2体分の圧倒的パワーに対抗するドミノの切り札は、彼女自身が編み出し、ユーベンに伝授した「Re・ベイキング」。その技を繰り出すとき、ドミノは真の“女王”と成る―― 彼女が肉体を最適化し、能力を最大限に高める時間を稼ぐため、敵を攪乱しに向かった善たちだが、そこに待ち受けていたのは!? 「生きて、この夜も皆で越える」――ドミノの祈りは届くのか… 宿縁と本能の第14巻!!

血と灰の女王 15巻

狼虎激突の行方やいかに!? 戦闘のさなか、七原はかつての上司・立花と再会を果たす。戦いで多くの仲間を失った立花は後悔していた。七原を死なせたくない。最後の部下の命を守るべく、立花は持てる力のすべてで七原を止めにかかる。燦然党幹部最強の彼女に、進化した七原が放つ奥義は… 狼虎激突の行方やいかに!? ドミノの「Re・ベイキング」完成まで、あと少し―― いくつもの邂逅と燃える命がその瞬間を紡ぎ出す… 犠牲と超越の第15巻!!

血と灰の女王 16巻

――光あるうち、光の中を、歩め。幾つもの命が燃えて、ドミノの「Re・ベイキング」は成された。真の女王となったドミノと、真祖2体分の心臓を取り込んだ日ノ元士郎。地獄の如き死闘のさなかで、士郎はかすかな光を見る。その小さな―― 小さな光が、この闘いの明暗を分けた。ドミノと士郎。“王”の座を手にするのは、果たして。燦然と陰翳の第16巻!!

血と灰の女王 17巻

「先生。決着をつけましょう。」 世は時として乱れ血が流れる。混沌の、灰の時代が訪れる。英雄は、そこに降り立ち、灰を晴らし、民を救い、物語はそこで終わる。だが、歴史の中では… 日ノ元士郎との、地獄の如き死闘を制したドミノ。だが、満身創痍のその身の前に現れたのは、“墜ちたヒーロー”堂島正だった。真祖の2体分の心臓を食らい暴走する堂島。相対するのは―― “人の模倣者”。善と先生。最後の戦いが、始まる。正義と理想の第17巻!!

血と灰の女王 18巻

救世主の、神話が始まる。闘争心を忘れた人類を粛清すべく、遂にゴアが動き出した。イタリアを飛びたち、大地と人命を焼きながら向かう先は日本。このままでは日本を戦場とした人類の全破壊兵器とゴアの総力戦が始まってしまう…。善たちは対ゴアの準備を進めつつもゴアを倒せるという確信は持てず、意識不明のままのドミノが目覚めるのを頼りに不安と恐怖に怯える日々を過ごしていた。その時、ゴアを神と崇める第四の真祖・エデンが現れ、「国防最終兵器レギオンと引き替えに日本だけはゴアから守る」と志月防衛事務次官に提案し、世界が滅びようとも日本だけは守りたい志月はこれを受け入れる。一方、人々を扇動するエデンの企みを止めるべく動き出す善だったが…!? 混沌と救済の第18巻!!

血と灰の女王 19巻

王座を賭けた、死闘の開幕。善達は、ドミノ復活の鍵を握る第四の真祖・エデンを捕らえるため、戦いの作戦を練っていた。その頃、エデンは巧みな話術とパフォーマンスで怯えた人々に自らを神と崇めさせ、信仰心を集めていた。しかし、人の命のことは何とも思っていないエデンは大勢が集まる街中に人造ゴア・レギオンを放ち、善達との総力戦を始めようとする。圧倒的なエデンの脅威に対し、新たな戦力として立花や日ノ元を仲間に迎えたいところだが、彼らのこれまでの行いから皆思うところもあるようで…? 果たして善は仲間達を統率し、この戦いを制することが出来るのか!? 真実と虚構の第19巻!!

血と灰の女王 20巻

エデンの神話、その結末は… 善達と第四の真祖・エデンとの総力戦がいよいよ開幕。京児の作戦により一時はエデンを倒したかのように見えたが、作戦を練っていたのはエデンも同じだった。エデンは、対ゴアの最終国防兵器・レギオンと融合し圧倒的な火力を見せつけ、次第に善達を窮地に追い詰めていく。絶体絶命の瞬間、七原は仲間を守るため遂に覚醒して…!? 果たして善達はエデンを倒しドミノを復活させられるのか!? 反撃と秘策の第20巻!

血と灰の女王 21巻

女王の復活を賭けた死闘! 善は、京児たちドミノ陣営と共闘し 遂にエデンを追い詰める。ドミノの復活まであと一歩、エデンに勝利したかに思えたその時、シスカを人質にとった志月が現れる。結果として善が、ドミノの復活を諦めるか、シスカを守るかの二択を迫られる状況に… 仲間とドミノのために死闘を繰り広げてきた善は、何を選択するのか? 死闘と進化の第21巻!

血と灰の女王 22巻

対エデン戦、遂に決着! エデンの猛攻とシスカを人質にとった志月の策に倒れた善は、記憶の世界でドミノとエデンの過去を見る。そこでドミノの歴史と彼女の信念の強さに触れた善は、自らの心臓をドミノに託して復活させることを選ぶ。結果としてドミノの復活は成功するが、善自身はゴアと等しい存在となってしまうのだった… 覚醒と衝突の第22巻!

血と灰の女王 23巻

最終章、開幕。ドミノは、ゴアの心臓が富士火口直下40kmの地底にあると突き止め、京児ら仲間とともにゴアとの最後の闘いへ赴く。海を越え、炎の底を越えた先にたどり着いたのは、ゴアが築いた“たった一人の”王国だった。はたしてドミノたちはゴアを倒し、人類を救えるのか。覚悟と不撓の第23巻。