あらすじ―――人の心は難しい、それぞれに思いがあり、悩みがある。人の心を考える「倫理」を教える教師・高柳は自分が教えるクラスの生徒たちが抱える「心の澱」に真摯に向かい合い、共に悩み考える…。 教師の、人の在り方を描く教師物語第2巻!!
タイトルから虐殺が始まりそうだけど、眠りの国へ誘う授業は生徒たちが受講しているところだけで、読者はマイペースを保てる。 ストーリーは闇を感じる態度の先生が、哲学者たちの言葉を出しながら思春期の生徒たちの心の重荷を減らしてくれる内容。 先生の闇の秘密は?と思いながら、生徒たちの悩みを解決していく様がおもしろい。 ものすごく真面目な先生なのかなと思っていたら、真面目過ぎて茶目っ気もあるのが素敵。 それから、学校の倫理の先生が、非常に癖のある先生だったので、倫理の先生というのはそういうものなのかなと思ったり。 まあ、漫画と違って、90年代学園ドラマに出てきそうな、偏屈おじいちゃんでしたが。