あらすじ

“哭きの竜”と呼ばれた伝説の麻雀打ち。極道たちが、その“強運”を求めて奪い合い10年前に殺された男。そんな竜が修羅の世界に戻ってきた。狂犬ゆえに組織内で嫌われ、孤立する関西最大の組織、関西共武会の二代目・堤薫。その堤に助け船を出したのは関東最大の組織、桜道会内、甲斐組三代目組長・音無光一だった。音無に借りを作った堤は、音無の野望のために手助けを…… 一方、桜道会の賭場に現れた白虎という男。政財界の黒幕と称される白根獅子丸の息子だとわかり…… 竜の周辺のざわめきは、ますます大きくなっていく。
哭きの竜 外伝 1巻

日本を真っ二つに分ける東の桜道会、西の関西共武会。二つの巨大極道組織は、表向き平静を保ちながら水面下では面々と抗争を続けてきた。そんなさなか、桜道会会長・三上信也は密かに西を目指す。目的は、10年前、自らの命によって殺させた“哭きの竜”に会うこと。死んだはずの男を求めて降り立った大阪で待っていたのは!?

哭きの竜 外伝(2)

“哭きの竜”と呼ばれた伝説の麻雀打ち。彼が生きているという噂をを聞き、自ら西へ向かったのは10年前、竜の殺しを命じた桜道会・二代目会長、三上信也だった。その“強運”をもらうべく動いた三上だったが、願いはかなわず冥土へと旅立つ。ここで動いたのは関西最大の組織を若くして率いる狂犬こと関西共武会二代目会長・堤 薫。東で待つのは、桜道会内甲斐組三代目組長・音無光一。新宿に戻った竜の周辺が、ざわめき始める……

哭きの竜 外伝(3)

“哭きの竜”と呼ばれた伝説の麻雀打ち。極道たちが、その“強運”を求めて奪い合い10年前に殺された男。そんな竜が修羅の世界に戻ってきた。狂犬ゆえに組織内で嫌われ、孤立する関西最大の組織、関西共武会の二代目・堤薫。その堤に助け船を出したのは関東最大の組織、桜道会内、甲斐組三代目組長・音無光一だった。音無に借りを作った堤は、音無の野望のために手助けを…… 一方、桜道会の賭場に現れた白虎という男。政財界の黒幕と称される白根獅子丸の息子だとわかり…… 竜の周辺のざわめきは、ますます大きくなっていく。

哭きの竜 外伝(4)

“哭きの竜”と呼ばれた伝説の麻雀打ち。その“強運”を極道たちが奪い合い、10年前に殺された男。そんな竜が修羅の世界へと戻ってきた。日本を真っ二つに分ける東の桜道会と西の関西共武会。この巨大組織を、それぞれ率いるは若き二人。三代目桜道会会長・音無光一と関西共武会二代目会長・堤薫。東京進出を狙う関西共武会が動き出した。代打ちの沖田を引き連れ上京してきた堤薫。対する桜道会の音無光一は、鉄砲玉・辻村隆に堤殺害の命令を出す。堤殺害の前に竜との対戦を望む辻村。一方、沖田も竜に勝つことに執念を燃やす。そして、堤に近づいた 般若の入れ墨を施した女の狙いもまた、竜との勝負…… それぞれに 思惑を秘めた者たちの、命をかけた勝負が、ここに!!

哭きの竜 外伝(5)

“哭きの竜”と呼ばれた伝説の麻雀打ち。その“強運”を極道たちが追い求め、10年前に殺された男。そんな竜が修羅の世界へ戻ってきた…… 全国制覇を目指し、動き出した 西の最大組織、関西共武会二代目会長・堤薫。東京で迎え討つは、三代目桜道会会長・音無光一。新宿で共武会の組員が桜道会によって射殺され、闘いの火蓋が切られる。この発砲事件の流れ弾によって一般市民が死亡。その娘・沙貴は 復讐を誓い、堤に接近。堤を桜道会のヒットマンに撃たせる。だが、奇跡的に堤は命を取り留める。勢いにのった音無は、桜道会内の反音無・古参幹部を次々と粛正。自身は会長を引退し、政財界の要人とコネクションをつける。そんな中、自分を手玉にとった沙貴を欲した音無だったが、沙貴は何者かにさらわれ、ネット番組に出演させられる。白虎が仕組んだ、負ければ死、という麻雀番組だった。ぎりぎりの所まで、追い込まれた沙貴だったが、彼女を手に入れたい 音無の尽力で、竜が沙貴の替わりに席につく。それぞれの思惑が交錯する中、竜の哭く牌が閃光を放つ…!!