あらすじ「おぶさりさんよ、おぶさりさん。真っ赤に熟れたら福がくる。吹かれて落ちたら鬼がくる。誰の背中で唄おうか」────わらべ唄と共に現れ、問答に答えられない者を殺害する「ざくろヒメ」。その都市伝説を追っていたホラー小説家兼DJの笛吹カゴメのラジオ番組の生放送中、ざくろヒメの情報を伝えようとした男が惨殺される。その時から、カゴメの身辺に現実の連続殺人犯としてのざくろヒメの影が次第に近づいてくるのだった。