あらすじ熊本県 黒川温泉。線路には蒸気機関車が轟音と煙を上げて走り、未舗装のジャリ道では木炭バスがヨロヨロと走る戦後の復興の中、徒歩でしかたどり着けない阿蘇の山奥にある特徴のない黒川温泉に、お客を呼び込むために努力する旅館経営者たち。お客が喜ぶものは何かを考え試行錯誤を重ねる後藤哲也は、ある時、旅館の裏山に洞窟を掘ってそこを風呂にすることを思いつく。黒川温泉の成り立ち第2巻。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 良くも悪くも淡々とした筆致が黒川温泉の臨場感を生み出しているかなと思った。 ・特に好きなところは? ノミで岩を彫って洞窟温泉を生みだしたり、配管に使う竹を入れ替えたりと、 哲也さんの苦労が伝わってくるところ。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! もう少しドラマティックな演出を意識して欲しかったけど、 間違いなく力作だと思います。