あらすじ“神山”でハジメは神の使徒・ノイントとの激闘を繰り広げていた。教会の援護と無尽蔵の魔力で戦う相手に苦戦を強いられるも限界を越えたハジメの大技が炸裂――ついに決着の時が訪れる。一方王都にて、魔人族迎撃に動いていたクラスメイトたちに、予期せぬ裏切り者の罠が襲い掛かり……!? “最強”異世界ファンタジー第14幕! 秘めた狂気が仲間を襲う!
男子中学生の妄想ノートを延々と読み聞かせられてるみたい。笑 なろう系のファンタジー小説って多かれ少なかれそういう厨2要素がありつつ、ストーリーを構成するある種の技術によって、カタルシスや萌えなどで読者を気持ちよくしてくれるエンターテインメントに昇華されてる、特に人気の作品は大体そうだと思うんですけど、この「ありふれた~~」という作品に関しては"厨2要素"どころか剥き出しの妄想そのものを読ませられてるみたいです。残念なことにコミカライズ担当の絵が上手すぎないのもそれに拍車をかけてる感じがします。 ナードで陰キャラなのに"何故か"クラスの中心的グループから一目置かれ、”何故か”クラスのマドンナから甲斐甲斐しく世話を焼かれ、そのせいでクラス中から妬まれている。その後クラス全員で異世界に飛ばされるも"偶然"最強レベルの能力に目覚め、強くて可愛くて従順で自分に好意を向けてくれる少女と出会い、一緒に魔物と戦いながら元いた世界を目指して旅をする。 ……。 いや、わかるんですよ、牛脂で焼けば肉は美味いし苺に練乳かけたら美味しいのはわかるんですけど、これはどちらかというと牛脂に練乳かけてナマで食わされてるみたいな…料理しよ? ちなみにコミックスの巻末に4ページ程度の書き下ろし小説がついています。短いですが、けっこう読むのがしんどかったです