あらすじ竜人族ティオを仲間に加え、魔物の大群迫るウルへと戻ったハジメ一行。目的は町を助けることではないと去ろうとするハジメだったが、愛子の必死の説得により翻意。圧倒的な力で魔物を掃討してしまう。さらに裏で魔物を操っていた闇魔法の使い手の捕縛に成功。魔人族と契約し力を得ていた黒幕の正体は意外な人物で……!? 愛子の悲鳴が木霊する中、ハジメの銃口が火を噴く――。
男子中学生の妄想ノートを延々と読み聞かせられてるみたい。笑 なろう系のファンタジー小説って多かれ少なかれそういう厨2要素がありつつ、ストーリーを構成するある種の技術によって、カタルシスや萌えなどで読者を気持ちよくしてくれるエンターテインメントに昇華されてる、特に人気の作品は大体そうだと思うんですけど、この「ありふれた~~」という作品に関しては"厨2要素"どころか剥き出しの妄想そのものを読ませられてるみたいです。残念なことにコミカライズ担当の絵が上手すぎないのもそれに拍車をかけてる感じがします。 ナードで陰キャラなのに"何故か"クラスの中心的グループから一目置かれ、”何故か”クラスのマドンナから甲斐甲斐しく世話を焼かれ、そのせいでクラス中から妬まれている。その後クラス全員で異世界に飛ばされるも"偶然"最強レベルの能力に目覚め、強くて可愛くて従順で自分に好意を向けてくれる少女と出会い、一緒に魔物と戦いながら元いた世界を目指して旅をする。 ……。 いや、わかるんですよ、牛脂で焼けば肉は美味いし苺に練乳かけたら美味しいのはわかるんですけど、これはどちらかというと牛脂に練乳かけてナマで食わされてるみたいな…料理しよ? ちなみにコミックスの巻末に4ページ程度の書き下ろし小説がついています。短いですが、けっこう読むのがしんどかったです