あらすじ親衛隊長のラントベルトと共にマースヤ慰問の任につくことになったサリフィ。親衛隊長らしからぬ言動と行動を取る彼に振り回される一同だったが、サリフィだけはその言葉を信じていて…? そんな折、領主のブラウン卿が何者かに襲われ、その疑いがラントベルトに向けられ…!? そして長い間離れていたレオンハートに久々に会ったサリフィは…?
短編であれば、王様が贄として出された少女を助け出してハッピーエンドですが、短編ではないので、王様と贄姫と周囲の苦労が始まります。 王様は泣く子も恐れる魔族の王なので、あれこれ好きに決められるとはいえ、円滑に進めるためには周りとの調整も必要。 魔族は人間が嫌いなので、人間の妃などもってのほか。 どうしましょう、未来のお妃様! 少女サリフィは、贄になるために育てられたとあったけど、とても素直な子なので、いろいろ言いつつも親御さんは大事に育てていたんじゃないかなぁと思ったり。 そして、一巻の冒頭に作者が喜びの声を書かれていた通り、サリフィ以外は人外です。 一定の需要があるんでしょうね。だいたい作者さんが人外好きで描いている印象がありますが‥。 巻末の人間と人外入れ替え漫画は、見た目が違うだけで、やっていることが同じあたりがおもしろいです。