あらすじ蘇我馬子は仏舎利を蔵める塔を建立した。それは日本仏教において初めて寺院としての形が整えられた第一歩でもあった。しかし、人々の間では疫病が流行し、異国の神をまつったためではないかと噂が流れる。古くからの神々の祟りだという訴えを聞いた敏達天皇は排仏令を出し、仏教弾圧が始まった。厩戸皇子は拉致された日本初の出家者・善信尼を助けようとする。