あらすじ

宗教改革が難航し、王はネフェルティティをしりぞけて、実の娘メリト=アトンを王妃とした。そして、自分と同姓愛関係にあったセメンクカラーとメリト=アトンを結婚させ、アメン=ラー神官団と王室の融和をはかるため、旧都へ向かわせた。残された王は三女アンク=エス=エン=パ=アトン(アンケセナーメン)を王妃としたが、病に倒れてしまう。その時、アンケセナーメン若干13歳。彼女は、王の死の瞬間から、エジプトで最高の権威を持つ立場となった――。
アトンの娘 1巻
古代エジプト王朝、常に権力の頂点に立っていたのは「神の子」といわれる王(ファラオ)であった。今から約3550年前、古代エジプトが勢力・文化ともに最盛を誇った第18王朝期、エジプトは多神教だったが、アメンホテプ四世と王妃ネフェルティティは、絶対無二の存在としてアトン神を信仰しようと、宗教改革をはじめた。その頃、二人の第三女、アンク=エス=エン=パ=アトン(アンケセナーメン)は姉たちに囲まれて幸せに暮らしていたが…ツタンカーメンを支えた王妃アンケセナーメンの波瀾に満ちた生涯を描く!
アトンの娘 2巻
宗教改革が難航し、王はネフェルティティをしりぞけて、実の娘メリト=アトンを王妃とした。そして、自分と同姓愛関係にあったセメンクカラーとメリト=アトンを結婚させ、アメン=ラー神官団と王室の融和をはかるため、旧都へ向かわせた。残された王は三女アンク=エス=エン=パ=アトン(アンケセナーメン)を王妃としたが、病に倒れてしまう。その時、アンケセナーメン若干13歳。彼女は、王の死の瞬間から、エジプトで最高の権威を持つ立場となった――。
アトンの娘 3巻
ルウ(ツタンカーメン)とセダ(アンケセナーメン)は、ネフェルティティから自立しようと旧都へ移り、アメン神官団とやっていく決意をする。しかし、貢ぎ物しだいで幸運を与える神々たち、その神々を利用して私服をこやす神官たち、ルウとセダは神について、信仰について疑問を持ちはじめる。そんな時、セダはやっと授かった子供を流産してしまい、悲しみの中で、改めて父と母が言っていた信仰についての考えを理解したい、生命の意味をわかりたいと考えはじめた。
Boys

Boys

17歳、それは輝く青春の季節。そして同時にためらいと迷いの時期でもある。武士はずっと続けてきた野球をやめた。退部届けを出して帰る道筋出るのはため息、全く未練がないわけではないのだ。かっこ悪くて言えないが、恥をかくよりやめた方がマシという、せこいプライドが原因だった。“白球”だなんて言葉は綺麗だけど、実際そのボールは結構汚れているもの。そんな青春を回り道しながら、少年たちは大人になっていく――。
ボンバルダイ

ボンバルダイ

第8回国際漫画賞に輝いた「ボンバルダイ」の電子書籍化! 遠い昔のモンゴル。部屋を暖める燃料の乾いた牛糞がなくなり、風邪をひいた母親に代わって、幼い少年・ボンバルダイは、厳寒の中、牛糞拾いに出かけた。寒い家の中で寝ている母親を心配し、家の方を何度も何度も振り返りながら進むボンバルダイ。途中、どこからか現われた一匹の犬と仲良くなり、バンハルと名付けたボンバルダイは、共に広い草原を進むが…。
海のオーロラ

海のオーロラ

時は紀元前1644年エジプト新王国第18王朝―――貧しいながらも一生懸命生きている少女ルツ。何度も見る不思議な夢、占い師に言われた運命・永遠の人の意味とは?レイという青年との出会いによって、ルツの中の忘れていたなにかが動き出す……時空を越えた愛の物語がここに!!
あすなろ坂

あすなろ坂

会津藩武家の娘、芙美は有馬家へ嫁ぐことになった。それまで馬に剣にと天衣無縫に育ってきた芙美だったが、式の直前に、兄弟のように育った新吾への恋心に気付く…このまま、会ったこともない有馬武史のもとへ嫁ぐべきなのか、しかし、武家の娘として、一度決まったことを白紙に戻すためには死を覚悟で決断しなければならない…世は幕末、激しく揺れ動く時代から始まる壮大な大河ロマン!
ギリシア神話

ギリシア神話

多くの物語の雛形とも言われる豊潤で莫大な『ギリシア神話』を『アリエスの乙女たち』の里中満智子が漫画化。第一巻で描かれるのは、混沌から生まれた神々が、世界を象っていく様が描かれる。父神であるクロノスを追い落とした大神・ゼウスは、自分自身も子によって倒されることを恐れていた。知恵の神・メティスが自分の子を宿していると知ったゼウスは……。人間くさい感情に満ちた神たちの悲喜劇。
アリエスの乙女たち

アリエスの乙女たち

同じおひつじ座…アリエスの星の元に生まれた二人、久保笑美子と水穂路実。笑美子はおだやかな両親のもとで、素直に清純に育った少女。一方、デザイナーの母に女手ひとつで自由に育てられ、激しい気性を持つ路実。笑美子は馬術部の高志に憧れを抱いていたが、強く、美しい路実に出会い、次第に惹かれていく。このときめきは…恋?