あらすじ最後の一人の意気地――― シリーズ堂々の完結!! 隊長の島田、隊士の市造、米吉ほか……全員死んだ。一撃必殺隊の最後の生き残り・丑五郎はすべての決着をつけるべく愛妾が待つ女郎屋へ。時代の変遷を目前にして、男の意気地をかけた最後の戦いが始まる――――。豪傑・伊牟田の参府前を描いたショート読切「悪石島日記」を特別収録!! コメント 侍に憧れた百姓たちの熱く凄惨な青春を描いた本シリーズ、ついに最終巻となります。一撃必殺隊の生き残り・丑五郎が最後に掴んだのはいったい何か――― その目でご確認ください。
永井義男の幕末一撃必殺隊のコミカライズだけど松本次郎のアレンジが効いていてちゃんと松本次郎作品になっている。 ストーリーは幕末に出現した御用盗と呼ばれる薩摩藩の武装集団を撃退すべく、金と地位を餌に集められた百姓たちが6日間の訓練だけで実践に放り込まれていく話。 百姓による武士集団というと新撰組が思いつくけど、新撰組の島田幸之助が早速登場している。 まだ1巻だが、理不尽すぎる元百姓たちへの同情や期待から作品的にもこれからが楽しみな作品。