あらすじ

黒沢炭鉱の子どもたちは、ほかの町の人々からアリンコと言わればかにされていた。そのあざけりをはね返すためにも、大運動会では優勝を狙う!持ち前の運動神経の良さを発揮して陸上競技では大活躍できたが、野球はみんな初心者でなんだか心配…。東京から大介を追ってやって来た妹の智子がマウンドに上がりまずまずの好投をみせるが、やっぱり相手は手ごわい!勝負の行方は!?そして念願の初優勝なるか…!?
アリンコの歌 1巻

城大介は東京から田舎の炭鉱町に教師として赴任してきた。おばけやしきのような寺子屋で子どもたちを教えていたのは、奥山というやたら乱暴な男。大介のことを都会者だといって認めようとしない。しかしある日炭鉱内で死者まで出る落盤事故が起こり、奥山も怪我をしてしまう。変わりに子どもたちの面倒をみることになった大介。まずは町対抗の大運動会!しかし直前に生徒のひとり権助がいなくなってしまい……。

アリンコの歌 2巻

黒沢炭鉱の子どもたちは、ほかの町の人々からアリンコと言わればかにされていた。そのあざけりをはね返すためにも、大運動会では優勝を狙う!持ち前の運動神経の良さを発揮して陸上競技では大活躍できたが、野球はみんな初心者でなんだか心配…。東京から大介を追ってやって来た妹の智子がマウンドに上がりまずまずの好投をみせるが、やっぱり相手は手ごわい!勝負の行方は!?そして念願の初優勝なるか…!?

アリンコの歌 3巻

黒沢炭鉱の町に、桜が咲きよもぎが芽吹く春が訪れた。同時に、さまざまな労働現場を渡り歩く季節坑夫と呼ばれる子どもたちもやって来た。彼らと黒沢分校の生徒はイマイチそりが合わず顔を合わせばケンカばかり…。そんな中、東京の両親と離ればなれでいるせいで体調を崩した美代を元気付けるため、敵対していたはずの子どもたちは一丸となって東京へ向かう!はたしてこの大冒険の結末は……?