あらすじ

矢吹(やぶき)らの命を賭けた活躍によって、ついに統一朝鮮軍は九州から撤退し、新生日本の独立戦争は勝利に終わったかに見えた。だが、統一朝鮮軍の最高司令官・高(コウ)将軍は、起死回生のテロを仕掛けた。亡命幹部を乗せた航空機を乗っ取り、日本と統一朝鮮の停戦会談の場に突っ込ませようというのだ。テロの驚異に成す術のない西部方面隊!果たして桜坂の命は……!?

国会議事堂で核爆弾が炸裂、日本は一瞬にして行政中枢を失い、国家機能は麻痺していた。北朝鮮の工作を突き止めたアメリカの報復により、平壌も核攻撃を受け、さらに中国・ロシア軍が朝鮮半島を手中に収めんと北朝鮮になだれ込む…。かねてよりこの国の危機管理の甘さを憂えていた都知事・桜坂満太郎は、この危機的状況でどう動くのか!?――真の独立国・日本を率いる男立つ!!

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国会議事堂を核爆破したのは北朝鮮と判断した米国により、北朝鮮も報復の核攻撃を平壌に受けた。桜坂は自衛隊に協力を依頼、超法規的措置として自衛隊を統括し国民の救助にあたる。そんな時、生き残った議員・中森鬼介(きすけ)が発見された。生き残った議員の背後に中国・北朝鮮の影を見た桜坂。日本は侵略されようとしている……。

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統一朝鮮軍が九州に侵攻を開始した。空自西部方面隊司令・西条は関門海峡大橋を爆破。朝鮮軍の足止めを狙い、桜坂に日本の意思の取り纏めを託す。一方暫定政府を立ち上げた中森は、背後関係を明かさないまま、中国により暗殺されてしまう……。日米安全保障条約も発動しない中、本州へ浸透攻撃を図る統一朝鮮軍に、桜坂たちはどう対処するのか……。

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統一朝鮮軍の侵略を受けた九州は、中国・朝鮮の傀儡(かいらい)国家として独立を宣言。一方、出動した米国第七艦隊は、朝鮮軍潜水艦の急襲を受け、撤退。桜坂は九州独立阻止のため行動を開始するが、中国人テロリスト・ウォンによって桜坂自身は囚われの身に。さらにウォンは、小型核爆弾による新たなるテロを画策していた……!!

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日本本土に上陸した30万の中国軍は東に向けて進軍、東京を空爆する。一方、桜坂ら知事連合は仙台に拠点を移し、全東北から民間人志願兵を急募、自衛隊による訓練を施し反撃体勢を整えようとしていた。だが、東京を制圧した中国軍はさらに北上、千葉県利根川において、激戦が開始された――!!

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東京を制圧下に置いた中国軍は、さらに北に向けて兵を進め、同時に細谷副知事を暗殺する!テレビを通じて、日本の独立戦争を宣言した桜坂だったが、そこにも暗殺者の魔の手が迫る!!そんな中、仙台は中国空軍の空爆を受け、東北を舞台にした大攻防戦が始まろうとしていた!!

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仙台空襲により、北海道に撤退を余儀なくされた桜坂ら知事連合を援護するため、桜坂慎二郎率いる自衛隊は、東北道の各所に罠を仕掛け、ゲリラ戦術に打って出る。一方中国首脳部は、あくまで徹底抗戦する桜坂らを威嚇するため、新たに知事連合の拠点となった室蘭に向けて、大陸間弾道ミサイルの発射ボタンを押した!

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桜坂ら新生日本の命脈を断つべく、中国軍は函館上陸作戦を敢行するが、陸・空自衛隊員たちの尊い犠牲のもと、何とか日本は勝利することができた。桜坂満太郎副総裁は、中国からの独立を模索する台湾との連携をさらに深めるべく、極秘裏に北海道を飛び立つ。しかし、その動きを黙って見守る中国ではなかった!戦いは、さらに世界へと拡大して行く!

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日台の連携を深めるべく、単身台湾に渡った桜坂満太郎副総裁は、孫建仁(ソンケンジン)総統との極秘会談に臨む。その結果、ついに台湾は独立を宣言した。しかし、あくまで「ひとつの中国」を標榜する中国は、脅しのため台湾にミサイルを発射。孫総統は中国との全面戦争をも覚悟し、三峡ダムに向けて報復のミサイル攻撃を行った。台中関係は緊迫の度を増して行く!

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台湾の各港にダーティーボムを撃ち込み人心を不安に陥れ、国家的騒擾(そうじょう)を企む中国に対して、桜坂満太郎副総裁が打った手は、海運王・笹峰を動かし、救援物資を台湾に送ることだった。だが、笹峰による石油買占めは、それまで中立を保っていた米国をも動かすことに――。いよいよ風雲急を告げる世界情勢の中、桜坂の奮闘は続く!

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桜坂は、独立を宣言した台湾との連携を深め、米国をアジアの紛争に介入されることに成功。しかし中国は、隗(カイ)将軍を司令官とする海軍を台湾海峡に侵攻される。米国は第七艦隊をもってこれを牽制するが、台湾占領の功をあせった隗将軍は、中南海の意向を無視して米国艦隊に奇襲を仕掛けた!そしてついに、米国の報復が始まる!!

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ついにアジアの紛争に介入した米国は、中国各地の軍事施設を核攻撃した!米中全面戦争を恐れた中南海中枢部は、日本・台湾侵攻の当事者である南京大軍区の粛清を断行。桜坂は孤立した劉金星(リュウキンセイ)将軍に接触し、日本の無血開城を認めさせた。だが、撤退する南京軍に、中国北海艦隊が襲い掛かる。中国は、未曾有の内乱の危機に直面していた!!

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日本から撤退した劉金星将軍率いる南京大軍区は、中国からの独立を宣言する。米国は北京市上空に無人偵察機を飛ばし、核攻撃の準備に入る。しかし、無辜の人民の生命を救うため、桜坂は米国と交渉、中国内の各自地区の独立を条件に、北京への核攻撃を中止された。世界情勢が大きく動く中、桜坂は台湾や南京と連携して、新たな東アジアの秩序の構築を目指して動き出す!!

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桜坂は台湾・新南京国と連携し、新たな東亜の新秩序建設に動き始めた!新南京国の劉金星は、チベット独立運動の指導者ドマ将軍に独立戦争をうながし、チベットの完全独立を成功される。統一朝鮮と九州国は孤立し、民衆を巻き込んだ大規模な消耗戦に打って出る。民衆の生命を救うために桜坂が取った手は……!?

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矢吹(やぶき)らの命を賭けた活躍によって、ついに統一朝鮮軍は九州から撤退し、新生日本の独立戦争は勝利に終わったかに見えた。だが、統一朝鮮軍の最高司令官・高(コウ)将軍は、起死回生のテロを仕掛けた。亡命幹部を乗せた航空機を乗っ取り、日本と統一朝鮮の停戦会談の場に突っ込ませようというのだ。テロの驚異に成す術のない西部方面隊!果たして桜坂の命は……!?

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西条昇航空自衛隊東部方面司令官の命を懸けた体当たりによって、桜坂を狙った航空機テロは回避された。そして、南下したロシア軍によって統一朝鮮軍は敗退、平壌(ピョンヤン)は陥落した。最高司令官・高(コウ)将軍は、中国軍の手によって暗殺される。桜坂は、新生日本国の独立とアジアの新秩序構築に向けて、米国大統領に会談を申し込む。それは、真の敵・中国に対する、最後の戦いを挑むためだった――!!

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