神様はサウスポー(1)
かつて、世界を目指し死闘を演じた二人の男(ライバル)がいた。試合後、一人は息を引き取り、もう一人は世界チャンピオンを育てるためにアメリカへと渡った。――十年後、アメリカの修道院で育った早坂弾は、亡き父の夢を果たすために帰国。ライバルだった男の子供、井上旭と美鈴兄妹の家に居候する。旭が経営するジムの所属となり、互いの父が果たせなかった夢、ボクシングの世界チャンピオンを目指す!
神様はサウスポー(2)
弾のデビュー戦の相手・北村友樹は、リング上の殺人鬼と恐れられるボクサー。闘争本能剥きだしでラフプレイを続ける友樹に対し、弾は亡き父の教えを守りフェアプレイで応戦。人を信じることが出来なくなっていた友樹だったが、弾との試合によってその閉ざされた心が徐々に開きはじめる。一進一退の攻防が続く。
神様はサウスポー(3)
ボクシング界に強い影響力をもつ雷鳳院ジムが、弾を引き取りたいと申し出る。だが、弾には井上ジムを離れる意思はなく、そのことで雷鳳院会長の怒りを買ってしまう。雷鳳院会長は、弾を潰すために第一の刺客としてスネーキー坂田との試合をマッチング。しかし、弾はこの試合で神様の左を使わず勝つことを宣言する。
神様はサウスポー(4)
雷鳳院ジムからの誘いを断ったことから始まった因縁の対決で、雷鳳院第一の刺客・スネーキー・坂田を倒した弾。次の相手は、元日本バンタム級チャンピオンの棟方善造に決まる。妻の病気が原因で、一時は引退をした棟方。だが、ブランクを感じさせない動きで、弾との壮絶な打ちあいとなる。果たして弾に勝機は……!?
神様はサウスポー(5)
デビュー戦で北村友樹と対戦して以来、KO勝ちを続ける弾。ついに元日本バンタム級のチャンピオン棟方善造に勝ち、日本タイトルの挑戦権を得る。だが、ライバルで親友の友樹がパナマに行くことに……。それぞれが世界チャピオンとなって、リングでの闘うことを誓い合う弾と友樹。そして、弾は次なる闘いへとむかう。
神様はサウスポー(6)
ついに日本タイトルの挑戦権を獲得した弾は、チャピオン氷室平との対戦をむかえる。幻(ファントム)ブローと呼ばれる氷室のパンチは、カメラマンが1/1000秒のシャッターでさえ捉えることができないスピードで、弾は序盤からダウンを喫する苦しい展開。だが、パンチを見切った弾の左が早坂の顔面に炸裂する。
神様はサウスポー(7)
念願の日本チャンピオンに登りつめた弾に、世界ランク8位『L.A.の死神』ミック・アルバラード戦が組まれる。だが、アメリカへと渡った弾はトラブルに巻き込まれ、左腕を負傷してしまう。完治しないままリングに上がった弾に、『死神の右(カマ)』呼ばれるミックの強烈な右ストレートが炸裂する……。
神様はサウスポー(8)
世界ランク8位のミック・アルバラードに勝利した弾の次の相手は、世界ランク5位のデュラン・マイケル。10年前、リッキーという少年に出会った弾は、いずれボクサーとしてリングで闘うことを誓い合った。そのリッキーこそがデュランだった。二人に約束を果たす時が訪れた。ついに運命のゴングが鳴り響く。
神様はサウスポー(9)
デュランが吐血、その余命がいくばくもないことを知り衝撃を受ける弾。そんな中、勝負はいよいよ最終ラウンドへ。最後の力を振り絞り、デュランは最後の一撃に懸ける。ライバルそして友人として、弾はその一撃をかわすと、渾身の左を放ちデュランの気持ちに応える。二人の勝負にいよいよ決着の時が……。
神様はサウスポー(10)
世界ランク2位のケニー・トミヤマとの一戦で、「クモの巣」と呼ばれるその華麗なフットワークに翻弄されダウンを喫する弾。だが、病気と闘うデュランの声が心に届き、10カウント寸前で立ち上がる。デュラン、友樹といったライバルたちと再戦する前に負けられない弾。ついにその「神の左」がケニーを捉える。
また読みたい
フォロー