あらすじ

ココロ屋で焼かれるマフィンから始まる、幸せのおすそわけ。くるくると回るしあわせのサイクルを描いた「わらしべ緑さん」、家族の将来のため、食材は常に底値を、電気、ガス、水道代も基本料金を超えたことのない倹約家の主婦・美香子。ある日、夫・行信から「一緒に暮らせない」と切り出されて……。「幸せの種の育て方」など4編を収録。忙しない日常に、ほっと一息つきたくなったときはココロ屋でお茶とマフィンを。
続・きりんが丘のココロ屋(1)
「ほんの少しほっとできる時間と場所を」と元心療内科に勤めていた緑(みどり)が、きりんが丘に小さなお店「ココロ屋」を開いた。今日も、日常にほんの少し疲れた人が訪れる。結婚して半年、新婚の石塚瑞穂は、夫・泰彦との単調な生活に、ときめきを感じなくなっていた。そんなある日、友達の晴美から子どもができたとの連絡を受ける。久しぶりの再会を約束する瑞穂だったが、晴美の夫には泰彦と出会う前に一目惚れしていて……。「ときめきのガーデン」「夢といっしょに召しあがれ」「オカリナを吹きながら」「お誂えの贅沢」「失敗のレシピ」の5編を収録。
続・きりんが丘のココロ屋(2)
娘・真衣との関係がぎくしゃくしている母が自分の時間を取り戻し、リフレッシュするのは「ココロ屋」のハーブティ。そんなせっかくの自分の時間も、娘とのことを思うとなかなかリフレッシュできず、つい店主の緑に愚痴を言ってしまう。「シークレット・ガーデン」のほか、緑が「ココロ屋」を始めたきっかけを描いた「一緒にお茶を」「私の座る椅子」「みんなでお茶を」の4編を収録。忙しない日常に疲れたとき、緑の営む「ココロ屋」のハーブティであなたも心を癒されてみませんか?
続・きりんが丘のココロ屋(3)
20年前はキリンソウでいっぱいだった小さな丘。今は宅地開発で新興住宅となり、きりんが丘と呼ばれるようになっていた。そのきりんが丘の自宅でパッチワークを教える緑。そんな緑の家に、生前は親友だった洋子の夫・村山が突然訪ねて来た。4年前に自殺した洋子の夫が緑に話したこととは…? 「春のおきみやげ」「誰かが誰かを…」「ケ・セラのおまじない」「宇宙のティータイム」の4編を収録。
続・きりんが丘のココロ屋(4)
人から何かを頼まれると断れず、はっきり自分で決められない生田は、営業の仕事がうまくいかず落ち込んでいた。そんなとき、風に飛ばされた緑の帽子を拾い、ココロ屋に立ち寄る。にこにこと笑いながらお茶を入れる緑に戸惑うのだが……。「明日ダイアリー」のほか、自分にとって「いちばんいい」と思いながら選択したものの、その選択が正しかったどうかで悩む女性の姿を描いた「ケーキをどうぞ」など5編を収録。心がホッとするひとときをあなたに。
続・きりんが丘のココロ屋(5)
ココロ屋で焼かれるマフィンから始まる、幸せのおすそわけ。くるくると回るしあわせのサイクルを描いた「わらしべ緑さん」、家族の将来のため、食材は常に底値を、電気、ガス、水道代も基本料金を超えたことのない倹約家の主婦・美香子。ある日、夫・行信から「一緒に暮らせない」と切り出されて……。「幸せの種の育て方」など4編を収録。忙しない日常に、ほっと一息つきたくなったときはココロ屋でお茶とマフィンを。
春の日商店街のお猫さま

春の日商店街のお猫さま

猫の神様を祀っている「春の日商店街」 そこでパン屋を営む才蔵は愛妻を亡くしてまだ赤ん坊の一人息子をかかえ傷心の中がんばっていた。ワンオペで疲れ倒れた才蔵の前に現れたのはー。不器用な男が小さな息子と猫(と猫神さま)に支えられ笑顔でがんばれるようになるお話。
「メモリーダイヤル」~明日の君にさよなら~ 単行本版

「メモリーダイヤル」~明日の君にさよなら~ 単行本版

亡くなってしまった大切な人にもう一度逢いたい、せめて声だけでも聴きたいと思ったことはありませんかーー?『メモリーダイヤル』が内蔵されたスマホならもうこの世にはいない相手と会話ができるという都市伝説があった。もしあなたがそれを手にしたら誰と話すのか、そしてどんな思いを伝えるのかーーさまざまな秘密を抱えた男女の想いが複雑に絡み合う10年間の時空を超えたヒューマンラブミステリー!「ザ・シェフ」「女医レイカ」などの原作者・剣名舞のオリジナル脚本で大きな話題となった舞台作品が初のコミカライズ!
かしまし通りのヨメ達

かしまし通りのヨメ達

老舗和菓子屋を営む和光家に嫁いだ萠。店を切り盛りする姑は嫁を鍛えようと張り切るが、マイペースな萠は失敗ばかり。姑のスパルタ指導にもめげずに明るく頑張る萠のおかげで、家の空気も少しずつ変わり始めて…。商売屋の嫁の奮闘を描いたシリーズ「かしまし通りのヨメ達」2話の他、嫁姑をテーマにした読み切り「母娘ごっこ」「ホイッスル鳴ったら」2作を収録。
どっちの私?

どっちの私?

見知らぬ土地に引っ越し、夫は激務で不在がち。孤独な主婦はいつしかインターネット依存症になっていた…。表題作「どっちの私?」の他、熟年離婚の危機を迎えた夫婦を描く「食卓の風景」、突然夫から離婚を言い渡された妻の心情を描く「ピクニックの忘れ物」、完璧主義な女性がワンオペ育児で奮闘する姿を描く「翼の抱擁」の全4作を収録。
明日の私に伝えたい

明日の私に伝えたい

結婚して10年、専業主婦だった妻の「小説家になる」という言葉に、趣味で十分だと返した夫。その言葉で妻は別居を決意した。小さなすれ違い積みが重なって、いつしか大きな溝になっていたことに気づいた夫婦。離れてみて初めて色々なことが見えたふたりが選んだ道は…。