あらすじ
“ヤバい男達が組んだ" 1990年代、北海道――…全国を震撼させる警察の不祥事が幕を開ける。 1990年代、警察庁は相次ぐ拳銃事件の対策として全国的な銃器摘発キャンペーンを始める。全国の警察は厳しいノルマを設けられ、それをこなす為に警察がヤクザと手を組むという点数稼ぎのデキレースが横行した。そんな中にエースと呼ばれる男・鬼戸圭輔(きど けいすけ)はいた。彼は何人もの犯罪者を情報提供者として飼い、北海道警察の中で一際多くの拳銃を"摘発"していった。そして彼は自分の運命である誠凛会(せいりんかい)の幹部・八敷 翔(やしき しょう)に出逢ってしまう。より大きい山を当てるために鬼戸は柏組(かしわぐみ)の武器庫に目を付け、八敷を潜入捜査に誘う。八敷は薬の密輸入を目溢しすることを条件に鬼戸と組む。二人は甘美な成功を期待して潜入捜査に乗り込むが――。男達が自らの欲望の果てに見た景色とはなんだったのか。息を吐かせぬ展開で描く渾身のサスペンスBL。
コオリオニがTwitter発の漫画ランキング俺マンで私の少年と同票で1位を取ったり、 闇金ウシジマくんの作者の真鍋昌平先生がファイアパンチと共に今お薦めの漫画として紹介したりと巷で話題になっています。 しかし、BLマンガとしての特性上初版から刷られてないようで、Amazonでは一時期1冊4000円で取引もされていたようです。(今見たら1600円だった) 本屋で見かけたら迷わず購入することをお薦めします。 ウシジマくんや殺し屋1並の過激な描写とハードなBL描写があるものの、上巻と下巻を読んでバラバラな物語がガチっとハマるとても読み応えのある作品です。