あらすじ

ついに放送作家としての第一歩を踏み出した三軍女子/松永きなこ。放送作家になるために必要な3つのスキルを磨くべく命じられたのは、きなこ発表会! 果たしてその内容は…? 一方、女優を目指す木村えみのもとには、AV出演のオファーが舞い込んでいた…。すべての働く人に捧げるお仕事奮闘コメディ、決意の第3巻!
構成/松永きなこ 1巻
彼氏なし、お金なし、趣味はラジオのお笑い番組を聞くこと…な、さえない25歳の松永きなこ。しかし、「ある職業」を知ったことをきっかけに、きなこの人生が大きく動き出す!? TVアニメ「ばらかもん」のシリーズ構成を手がけたピエール杉浦がお届けする『三軍』女子のお仕事青春コメディー第1巻!
構成/松永きなこ 2巻
放送作家になりたい。一度チャンスを与えられるも、自分の無力さに絶望し、逃げ出してしまったきなこ。「TVしか知らない人は、TVについて何も知らない」――先輩作家の言葉を理解し、もう一度チャンスを掴むことはできるのか…!? すべての働く人に捧げるお仕事奮闘コメディ、第2巻!
構成/松永きなこ 3巻
ついに放送作家としての第一歩を踏み出した三軍女子/松永きなこ。放送作家になるために必要な3つのスキルを磨くべく命じられたのは、きなこ発表会! 果たしてその内容は…? 一方、女優を目指す木村えみのもとには、AV出演のオファーが舞い込んでいた…。すべての働く人に捧げるお仕事奮闘コメディ、決意の第3巻!
構成/松永きなこ 4巻
木村えみにAV出演を思い止まらせるため、きなこと佐藤が死に物狂いで練った生放送番組がついに本番の日を迎える。きなこたちはトラブル続きの現場を乗り切れるのか、そして目標視聴率10%は達成できるのか…!? すべての働く人に捧げるお仕事奮闘コメディ、終わりと始まりの最終巻!
オオカミ部下くんとヒツジ上司さん

オオカミ部下くんとヒツジ上司さん

狼の血を引くサラリーマン・大神くんは、憧れの上司・未辻さんのいる部署に念願の異動を果たすことに。しかしそこは、羊の血を引く羊女子たちがひしめく部署だった――!? Twitter発、動物の子孫たちが繰り広げるアニマル・オフィス・ラブコメディ! 【電子版特典】巻末には電子書籍限定のカラーイラストを収録!
狼少年は嘘をつかない question

狼少年は嘘をつかない question

嘘をつくと狼になっちゃう呪いがかかった4兄弟の末っ子満四郎が、ついに自分の生き方を決める! 大学卒業後家事手伝い(実質無職)となった主人公満四郎は、現状にうんざりしていた。あこがれの赤塚さんともいい雰囲気だったのに、無職では何かと引け目を感じてしまう。甘やかして来る兄たちを振り切り、自立を目指してバイトにもチャレンジするが失敗ばかり。そんな中、ひょんなことから書いた文章が編集者の目に留まる。小さな一歩だけど少しずつ、もしかしたらこれを生業にできるのでは――? という気持ちに。しかし、フィクションである小説は、書くたびに狼に変身することになり、創作活動をがんばればがんばるほど赤塚さんには会えなくなっていく。しかも、狼少年の子孫である彼らは、変身しすぎると徐々に狼から人間に戻れなくなっていくのだ……。 人に喜んでもらうための嘘をつき続ける人生を選べば、人間ではいられなくなる。嘘をつかずに生きていけば、人間ではいられるけど、天職とも思える仕事ができなくなる。人生におけるこの最大のクエスチョンに、24歳の満四郎はどういう選択をするのか? そして3人の兄たちはそんな満四郎にどう対峙するのか? それぞれの人生が進む新章『狼少年は嘘をつかない question』が始まる!
狼少年は嘘をつかない

狼少年は嘘をつかない

“もう嘘はつきません”…そう約束した狼少年はその後、どうなったと思う?反省していい子になった?狼に食べられた?いえいえ「呪い」をかけられたんです!それは「嘘をつくと狼になる呪い」。そんな狼少年の、その子孫はなんと東京に住んでいた!もちろん嘘をつくと狼になる、めんどくさーい体質はそのまま。就職活動中の満四郎をはじめ正直に暮らすしかない兄弟たちの、嘘偽りない毎日が開幕!新鋭・清水しの初単行本!!
メシノトモ

メシノトモ

「俺とあんたは、飯を食う時だけの友人だ!」 洋食文化が広がりを見せていた大正時代――警視庁に務める青年・稲荷司は、厳格な父を亡くして以来、ハイカラな洋食を毛嫌いするようになっていた。そんな中、ある騒動をきっかけに謎の男・牛丸と食卓を囲むことになり、司は洋食の魅力にとりつかれていく……!? 誰かと食べるご飯(洋食)は美味しい♪ 浪漫あふるる大正グルメコメディ♪ いまでも食べられる洋食店のグルメガイド付き!
構成/松永きなこ
表紙に惹かれて1巻読んでみたらグサグサ刺してくるお仕事マンガだった
構成/松永きなこ 清水しの ピエール杉浦
nyae
nyae
学生時代の一番の思い出は、イケメン男子に笑顔で話しかけられたこと。 そんな三軍のオタク女子のまま25歳になった松永きなこ。 お笑いが大好きで、ラジオでハガキを読んでもらうことが何よりの幸せ。そんな中ある出来事をきっかけに「放送作家」という職業を知り、こんなにも自分の"好き"が詰まった仕事はない!と、なりたい気持ちが湧き上がる。 が、だいたい想像ができるように、なろうと思ってなれる職業ではない。作品の中で挙げられる代表的な放送作家は、鈴木おさむや秋元康など雲の上の存在。 学歴もコネもないきなこは、お笑いライブを担当していた放送作家に声をかけ、根性で企画をいくつも提出するも、ぶっ倒れるほど面白くない。そんな中でも運良くとある新番組企画の会議に参加できることになるが… ここからわりと心がえぐられる展開。 クリエイターやメディア関係の仕事を志した経験があると分かる人が多いかと思いますが、好きなことだけをやっているとどうしても自分の実力を過信しがちで、いざ新人として業界に足を踏み入れた時、自分の無力さ、無能さ、凡庸さを思い知ってプライドがズッタズタのボッロボロになります。 きなこは完全に心が折れて、自分がここにいてはいけないと思い親の病気をでっち上げて逃げようとしますが、鬼のように怖かった制作会社の社長がきなこに大変ありがたく優しいお言葉をくれるというところで1巻読了です。 きなこは最高にツイてると思いました。だって普通だったら「あ、そう」で終わりなのに。 また、きなこの同級生で当時一軍として輝いていた人たちも同じように25歳になっているわけですが、今も一軍でい続けているということは全く無く、環境が変われば誰もが三軍なんだということもちゃんと描かれています。それもわかる…今ならわかる! まだ何も手にしてない、身についてない、実績がない時にもがき苦しんだ記憶はなるべく思い出したくないものですが… 自分が何歳のときに読むかによって、捉え方が大きく変わる作品ってありますが、これがまさにそうで、20代前半の自分に読ませたいなと思う半面、むしろ30を過ぎた今のほうが刺さるかもとも思いました(思い当たることがある人は特に)。 原作のピエール杉浦さん自身の経験をほぼそのままマンガにしたとあとがきに書いてありました。ピエールさんは一旦辞めて田舎に帰って、やっぱり諦められなくてもう一度チャレンジしたそうです。 まだ1巻を読んだところですが、4巻まで一気読みしてしまうと思います。