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ジュリエッタは、親友のコゼットを「戦鬼」に連れ去られてしまう。復讐を誓い「ミクリヤ戦闘団」に入団したが、そこでコゼットに酷似した少女に出会う。再会を喜ぶジュリエッタだが、少女に拒絶されてしまう。彼女の正体とは一体!? そしてコゼットは何処に!?
ジュリエッタは、親友のコゼットを「戦鬼」に連れ去られてしまう。復讐を誓い「ミクリヤ戦闘団」に入団したが、そこでコゼットに酷似した少女に出会う。再会を喜ぶジュリエッタだが、少女に拒絶されてしまう。彼女の正体とは一体!? そしてコゼットは何処に!?
「銀河皇国」に加入し宇宙に進出した地球人類は、とある宙域を巡り二カ国間で戦争状態に突入。皇国の技術を導入した超生体兵器「翔姫」を纏い、少女達は戦場に駆り出される。 訓練中の襲撃で全滅した訓練部隊。ただ二人残された少女達の、存在と恋の物語はスケールの大きさと残酷さ、そして愛らしさに魅了される。 少女の姿を巨大化させただけの「翔姫」が武装して出撃する美しさ。気弱な主人公の成長譚とそれを遥かに超えて行く何者かの思惑。そして今の人類では遥か及ばない技術を辛うじて私達に繋ぎ止める量子力学用語。てんこ盛りの世界観は熱い。 そして、残された二人の訓練兵の「百合」関係性もまた、独特だ。 生き残ったのは、気弱な主人公を支えて来た親友。彼女は第1話で主人公に愛を告げるも、振られている。離れ離れになる二人。秘されたもう一人の自分、更に親友にそっくりな人の登場に混乱する主人公。 この関係性と物語の根幹を知る時、彼女達の思いもよらない過去と恋、そして途方もない存在理由の物語に、物凄い衝撃を感じるだろう。 これだけの大きな枠組みの物語を、3巻で収めるのは無理がある。第3巻はかなり駆け足で、正直物足りない。どこかの並行世界で30巻位の大作として出版されていて欲しい、そんな快作で、問題作だ。