あらすじ

天領・木曽山中ひよどり谷で、車流柔術の稽古に励む天兵と荒之丞の二人の少年。だが、二人の師匠は金塊を狙う悪代官が放った唐拳法の使い手・まむしの源太郎と、真庭念流の横槍弾正に倒されてしまう。師匠は死の間際、車流柔術の極意書である天の巻を天兵に、地の巻を荒之丞に託し、三年後に試合をして勝者が跡を継ぐよう命じるが…。
ひよどり天兵 1巻

天領・木曽山中ひよどり谷で、車流柔術の稽古に励む天兵と荒之丞の二人の少年。だが、二人の師匠は金塊を狙う悪代官が放った唐拳法の使い手・まむしの源太郎と、真庭念流の横槍弾正に倒されてしまう。師匠は死の間際、車流柔術の極意書である天の巻を天兵に、地の巻を荒之丞に託し、三年後に試合をして勝者が跡を継ぐよう命じるが…。

ひよどり天兵 2巻

天兵の友情に改心した荒之丞だが、車流極意書は女スリに奪われたまま。そして天兵と荒之丞に、くさり鎌を駆使する謎の怪人が勝負を挑んできた。二人は協力し、なんとか危機を乗り切る。一方、女スリとなった姉の春子を探す旅に出た胡蝶は、武士に無礼をはたらいたことから斬られそうになってしまい…!?

ひよどり天兵 3巻

父親の亡くなった地で、妹・胡蝶と暮らす決心をした元・女スリの春子と別れ、車流柔術の極意書を探す旅に出発した天兵たち。すぐに地の巻を奪った荷蛭伝兵衛の一団を発見するが、野ぶせりに邪魔され、あと少しのところで逃げられてしまう。そして、そんな天兵たちの前に突如現れた飛騨の黒鷹と名乗る男と、彼の操る大鷲によって、天兵は飛騨の山奥に連れ去られてしまう! 危うし天兵!!

ひよどり天兵 4巻

車流柔術の極意書、天の巻を持つ天兵。地の巻を所有する荒之丞は、一年後の試合に備え、再び修行の旅に出る。そして、元・スリだったアゴ六と共に旅を続ける天兵の前に、黒仮面と名乗る男が現れ、柔術の勝負を挑んでくるが… なんと、黒仮面の柔術は天兵と同じ車流だった! 果たして黒仮面の正体とは!?