あらすじ焼き鳥屋のジョーさんは巨娘です。身長181cm。どんな男よりも男らしく、圧倒的な力で他を制圧する存在感。それ故に巨娘なのです。焼き鳥屋の威信をかけて、料理対決にものぞみます。人には厳しく接しますが、その中にある優しさに親子の絆を再確認する家族もいます。巨娘の周りの人々は彼女の力に触れ、それに屈するところから自らの生き方を見つめ直します。巨娘の前では、今日も人間ドラマが繰り広げられるのです。
木村紺の「神戸在住」や「からん」を読んでから手を出すと面食らうかも。それくらい他作品とかなり印象が異なる作品です。主人公のジョー(巨娘)がえげつないほど破廉恥でして、このアクが強さをギャグとして受け入れられるかどうかで、笑える人と苦手意識を持つ人に別れるように思います。自分は好きと苦手がちょうど半々くらいですね。 絵については神戸在住のような独特のコマ割りがありますので、この内容でこのコマ割りは、読み進めるのに少し慣れが必要です。(後半に進むにつれて読みやすくなりますけど) ジョーの焼き鳥店での話などは飲食業の話として面白い話も多く、その辺りのガッチリした仕事ぶりと、破天荒さのギャップが楽しめる方にはオススメです。