あらすじ今日もくるくる苦情にクレーム。銀座空丸(からまる)百貨店お客様相談室の面々は今回、「シャベルで撃退! 定年組クレーマー」、二世議員がわめき立てる「置き引き事件」、骨があるとは知らずに歯が欠けた「スペアリブ丼騒乱」の3つのクレームに対応します。迷える主人公・木洩田(こもれだ)一郎と同僚の水科(みずしな)さくらの「春先デート」も収録の心浮き立つ3巻目!
「お客様に勝ったら負け、負けても負け」なクレーム対応。最後に「またのご来店をお待ちしております」と言えるようになったら解決だそうです。お客様の言い分を鵜呑みにする訳にもいかないし、落としどころが本当に難しい…!しかも店側に非がないことでも怒られるのでしんどいですよね。 例えばこんな事例がありました。百貨店で贈答用にお菓子を購入したが相手方に届けるまでに日にちが経ってしまい、もらった人が食べようとした時には賞味期限が切れてしまっていた。これによりお菓子をもらった側から外箱に賞味期限のシールが貼ってなかったとのクレームが。まさかのそっちから?!と驚きがありますが、ものすごく正義感の強い人だったんです…。結構な騒動に発展しますが最終的には全員が笑顔で解決していて、読んでいて勉強になる部分があると思いました。クレーム対応するお客様相談室のメンバーも個性派揃いで面白かったです。