34歳。一般に働き盛りと言われる三十代半ば。その人生の最盛期に彼女は色々と思うことあって「1年間何もせずにいよう」と決めます。でもって始まる無職ライフ。新しい掃除機に一喜一憂したり、夜の街に耳を済ませて銀河鉄道に想いを馳せたり…急がず、焦らず、働かずな無職さんの日常をそっと覗いてみませんか?
思うところあって始めた無職ライフ。気楽な生活の中にも、無職だからこそ見えてくる、大人としてちゃんとしているかどうかの境界線。その一線の向こうとこっちを行ったり来たりしながら、日々それなりにがんばっています。
1年間と決めた無職ライフ。のんびりした日常の中でも、泣いたり、怒ったり、笑ったり。30代半ばの女性は、仕事はなくても、いろいろ思うところは多いみたいです。
1年間、何もしないと決めた無職ライフ。ときどき心にトゲがささるようなこともあるけど、あまり気にせず、のんびり、ゆったりマイペース。季節の移り変わりをのほほんと眺めて暮らしています。
自分で決めた1年間の無職生活。ときには元夫と暮らす娘が泊まりにきたり、友達に誘われて飲みにいったり。おひとり様の気楽さを満喫中でも、たまにある人とのつながりが癒しになります。
仕事はなくても、時間はある。実益(ダイエット)をかねたジョギング、なぜかハマってしまった落語鑑賞。おひとりさま用の趣味だけは充実してきましたが、本当にこれでいいのでしょうか……。
しがらみに疲れて無職になったのに、最近またいろんなしがらみが増えてきました。そろそろ次のステップを考えて行動をしていかないといけませんね。
いろいろなことにちょっと疲れて、なにもしないと決めた1年間。本当になにもしなかった長い休日、こんな休みかたも人生には必要なのかもしれません。
無職暮らしの一日 本当何気ない一日が描かれていて特段変わったことが起きるでもない。 でも丁寧に細かく描かれているから読んでて不安にならないし落ち着く。 のんびりいこうや〜って気になります。
仕事を失った34歳の女性、バツイチ子供と別居……その「無職さん」は、一年間「何もしない」と決めて、安アパートで一人暮らし。 この作品は物語というよりは、生活の描写をひとつひとつ積み重ねる。それは淡々としていながら、かなり心が痛くなる。 仕事の無い平穏なはずの生活は、気楽さの中に意外な程の腹立たしさ。何度も描かれる、ぼんやりした無職さんの小さな失敗。それを見てモヤッとする私も、実は同じ事を日々している事に気付けば……ああ、無職さんは、私だ。 無職さんに大きなカタルシスは望めない。小さな喜びと不幸がランダムに訪れる日々。しかし彼女は暮らしをきちんとしようとして、それが達成できた瞬間「ちゃっ」とポーズを取る。この時、妄念に満ちた私の心に、リアルな身体感覚が蘇る。これは殊の外、清々しい。 ただ普通に生きる事が難しい……無職さんはそう嘆く。独り身でも〈一人で〉生きている訳では無く、人との関わりに苦しむ事からは逃れられない。それでもなるべく自分の在りたい様に、休むも歩むも自分で決める。 そうして人生を自分の物にして脱力している無職さんの在り方は、私の肩の荷を少し、降ろしてくれた。
34歳無職と言うだけで、何だか人生絶望というか焦らないといけないイメージ。 しかし毎日何気なくのんびりと過ごしている主人公の姿を見て、忙し過ぎて常にセカセカしている自分は人生を本当に満喫でいているのかなと改めて考えさせられました。 多忙な現代社会に疲れた人々へ、息抜きするつもりで読んで欲しいと感じました。
無職暮らしの一日 本当何気ない一日が描かれていて特段変わったことが起きるでもない。 でも丁寧に細かく描かれているから読んでて不安にならないし落ち着く。 のんびりいこうや〜って気になります。