事故で両親を失い、自身も大怪我を負った野球少年・朝富士大生。彼を再起させたのは、「両親を甲子園へ連れて行く」という約束。2年という大きなブランクのなか、熱血球児の挑戦が再び始まる!!
「目標は甲子園でなく、地区大会ベスト8」。それが入学した杉ノ森高校で突き付けられた現実だった。そんな中、開かれた1年生対2・3年生の紅白戦で早くも熾烈な一軍争いが勃発…!?
夢の舞台・甲子園へと続く地方大会が近づくにつれ、激しさを増すベンチ入り争い。大生は、先輩を押しのけて、一軍に入ることが出来るのか…!?
目前に迫る杉ノ森高校初のベスト8進出! 対するは、剛腕エース春河春人を擁し、ベスト8常連校を破り勝ち進んだ東久留米学園。激戦の幕が上がる!!
杉ノ森高校初のベスト8をかけた三回戦。1点のリードを死守する杉ノ森高校は、ベンチ入り出来なかったチームメイトや、かつて夢破れたOBたちが見守るなか、順調に回を進めて行くが…!?
西東京大会ベスト8を決めた杉ノ森高校。次なる相手は旧友・藤吉と西宮を擁し、大会優勝候補筆頭の名門・國大武蔵!! ベスト4を賭けた大一番、試合開始!!
西東京大会ベスト4がかかる大一番。幸先よく3点を先制した杉ノ森。しかし、その裏、超高校級の國蔵打線を迎え…!? そして、旧友・藤吉の今の実力とは…!?
西東京大会ベスト4をかけた杉ノ森対國大武蔵戦。一時は突き放されるも3点差まで詰め寄った杉ノ森。対する國蔵は、エース桐谷を諦め西宮にマウンドを託す…!! そして、大生の打席が近づいてゆき…!! 白熱の國大武蔵戦決着!! 熱血高校野球物語、完結巻!!
かつて高校球児だった作者さんによる高校野球の話です。決して明るく楽しいだけではない展開になる部分も多々あるのでその辺りはきっとリアルなんだと思います。 でもそんなリアルな雰囲気に気持ちが引っ張られてしまうことはなく、主人公の朝富士大生くんがとにかく前向きなので読んでいて元気になります。 ここからは少しテクニカルな話になります 漫画を読んで「絵がうまいなあ」と思ったことは過去幾度もありますが「漫画を描くのがうまいなあ」と思ったのは高嶋さんの漫画を読んだ時が初めてです。 変則的ながら見やすいコマ割りおよびフキダシの配置、比較的多用されていながらひとつひとつが印象に残る見開き、読み手がテーマ(今回の場合は野球)に造詣が深くなくともスッと入り込んでくるネーム。 漫画だからこその技巧がこれでもかと詰め込まれていて臨場感がすさまじく、時には目の前で試合が繰り広げられているんじゃないかという錯覚に陥ったこともあるので 漫画家志望の人にもぜひ読んでみてほしいです。 3巻の途中でライバル校が出てきてからがそれまでに増して絵も話もグッと良くなります。おすすめです。
かつて高校球児だった作者さんによる高校野球の話です。決して明るく楽しいだけではない展開になる部分も多々あるのでその辺りはきっとリアルなんだと思います。 でもそんなリアルな雰囲気に気持ちが引っ張られてしまうことはなく、主人公の朝富士大生くんがとにかく前向きなので読んでいて元気になります。 ここからは少しテクニカルな話になります 漫画を読んで「絵がうまいなあ」と思ったことは過去幾度もありますが「漫画を描くのがうまいなあ」と思ったのは高嶋さんの漫画を読んだ時が初めてです。 変則的ながら見やすいコマ割りおよびフキダシの配置、比較的多用されていながらひとつひとつが印象に残る見開き、読み手がテーマ(今回の場合は野球)に造詣が深くなくともスッと入り込んでくるネーム。 漫画だからこその技巧がこれでもかと詰め込まれていて臨場感がすさまじく、時には目の前で試合が繰り広げられているんじゃないかという錯覚に陥ったこともあるので 漫画家志望の人にもぜひ読んでみてほしいです。 3巻の途中でライバル校が出てきてからがそれまでに増して絵も話もグッと良くなります。おすすめです。