あらすじ
小惑星破壊の任務を帯び宇宙へ旅立った七人の探険隊員たち。ところが出発前に彼らが打った注射の中に、一人分だけ毒薬が交じっていたことが発覚。その毒に冒された者は、いずれ正気を失いほかの隊員を襲うかもしれないという。閉ざされた空間の中、疑心暗鬼に陥った彼らは……(『だれかが狂ってる!』)。SF作品を中心に編まれた傑作短編集! <手塚治虫漫画全集収録巻数>『偉大なるゼオ』(手塚治虫漫画全集MT78『SFミックス』第1巻収録)/『バチス号浮上せず』(手塚治虫漫画全集MT78『SFミックス』第1巻収録)/『2から2を消せば2』(手塚治虫漫画全集MT78『SFミックス』第1巻収録)/『人間牧場』(手塚治虫漫画全集MT78『SFミックス』第1巻収録)/『最後はきみだ!』(手塚治虫漫画全集MT78『SFミックス』第1巻収録)/『宇宙からのSOS』(手塚治虫漫画全集MT78『SFミックス』第1巻収録)/『光線銃(レイ・ガン)ジャック』(手塚治虫漫画全集MT78『SFミックス』第1巻収録)/『だれかが狂ってる!』(手塚治虫漫画全集MT78『SFミックス』第1巻収録)/『バックネットの青い影(原題 バックネットの青い彼)』(手塚治虫漫画全集MT78『SFミックス』第1巻収録)/『悪魔の音』(手塚治虫漫画全集MT79『SFミックス』第2巻収録)/『ドースン一家の記録』(手塚治虫漫画全集MT79『SFミックス』第2巻収録)/『秘密指令第3号』(手塚治虫漫画全集MT79『SFミックス』第2巻収録)/『ビルの中の目』(手塚治虫漫画全集MT79『SFミックス』第2巻収録)/『未来をのぞく3人』(手塚治虫漫画全集MT79『SFミックス』第2巻収録)/『午前7時の地下室(原題 指令!午前7時)』(手塚治虫漫画全集MT79『SFミックス』第2巻収録)/『刹那』(手塚治虫漫画全集MT79『SFミックス』第2巻収録) <初出掲載>『偉大なるゼオ』 1964年3月1日号 週刊少年サンデー掲載/『バチス号浮上せず』 1963年8月25日号 週刊少年サンデー掲載/『2から2を消せば2』 1962年8月夏休み号 別冊少年サンデー掲載/『人間牧場』 1961年8月夏休み号 別冊少年サンデー掲載/『最後はきみだ!』 1963年正月号 別冊少年サンデー掲載/『宇宙からのSOS』 1962年4月新学年増刊号 少年ブック掲載/『光線銃(レイ・ガン)ジャック』 1963年8月4日号 週刊少年サンデー掲載/『だれかが狂ってる!』 1960年8月夏休み号 別冊少年サンデー掲載/『バックネットの青い影(原題 バックネットの青い彼)』 1962年10月秋季号 別冊冒険王掲載/『悪魔の音』 1963年4月28日号5月5日号 週刊少年サンデー連載/『ドースン一家の記録』 1961年正月号 別冊少年サンデー掲載/『秘密指令第3号』 1960年4月春季号 別冊少年サンデー掲載/『ビルの中の目』 1963年3月3日号 週刊少年サンデー掲載/『未来をのぞく3人』 1958年新年増刊号 冒険王掲載/『午前7時の地下室(原題 指令!午前7時)』 1956年夏休み増刊号 冒険王掲載/『刹那』 1959年6月25日発行 X(第1集)掲載
1956〜1964年までに週刊少年サンデー・別冊少年サンデー・少年ブック・冒険王・別冊冒険王・Xらに掲載された短編集となります! 手塚年表でいうと火の鳥前の作品なので、まだ少し絵柄等が古めで、今読むと少し読みづらいと思いました。 宇宙からのSOS、バックネットの青い影、悪魔の音などじわっと良さが伝わってくる作品もありましたが、子供向けということでSF描写も抑えてることもあり、全体としては中の中といった感じに思いました。 御本人のあとがきによると「内容は子供っぽく、至って無邪気な作品ばかりですが、当時の少年雑誌の漫画のレベルや、SFへの理解度の低さなどを考えると、こんな程度のものでも「SF味が強くてわかりにくい」などといわれたもの」だそうです。 同じあとがきに「アンソロジーです」と出てきたので、急いでアンソロジーの意味をGoogったのですが「異なる作者による作品を集めたもの、または、同一作家による作品集」とのことで、「短編集」というよりも「アンソロジー」の方が語感的に圧倒的にカッコ良いので、以後こちらを使用します。