あらすじ

「願いを叶える力」を持つ青年・緒方希和。しかしそれは同時に必ず代償を支払わねばならない危うい力でもあった。ベテラン漫画家・富田の担当になった希和は、彼の過去の栄光の裏に「黒髪の女神」の存在があったことを知る。「女神」捜しを始める希和だが、それを妨害するかのような偶然の数々に見舞われ……。すべての謎が明らかになるとき、「神」と「力」の本質が明らかになる!
神様のジョーカー(1)
平凡な男子大学生・緒方希和(おがた・きわ)。就活もうまくいかないし、年上の彼女・茉洋(まひろ)には叱られてばかり。そんな希和には、一つだけ誰にも言えない秘密がある。――それは「願いを叶える力」を持っていること。けれどそれは代償が伴う危うい力。しかし、その力の存在を茉洋に打ち明けたことで、二人の運命の歯車は徐々に狂いだす――。
神様のジョーカー(2)
「願いを叶える力」を持つ青年・緒方希和(おがた・きわ)。神が与えた奇跡とも言える特別な力は、同時に必ず代償を支払わねばならない危うい力でもあった。しかし、その秘密を恋人の茉洋に打ち明けたことで、彼女に乞われ「力」を使ってしまう。願いは成就し、その代償は茉洋の身に――。“代償を支払ってでも叶えるべき「願い」とは何か?”
神様のジョーカー(3)
「願いを叶える力」を持つ青年・緒方希和。しかしそれは同時に必ず代償を支払わねばならない危うい力でもあった。ベテラン漫画家・富田の担当になった希和は、彼の過去の栄光の裏に「黒髪の女神」の存在があったことを知る。「女神」捜しを始める希和だが、それを妨害するかのような偶然の数々に見舞われ……。すべての謎が明らかになるとき、「神」と「力」の本質が明らかになる!
湾岸MIDNIGHT 超合本版

湾岸MIDNIGHT 超合本版

解体所でスクラップ寸前の「フェアレディS30Z」――。アキオが出会ったバキバキチューンのこの魔物は、かつて3人ものオーナーを飲み込んできたという伝説を持つ、その名も“悪魔のZ”だった――。“Z”の魔性に導かれていくアキオは、超速のポルシェ「ブラックバード」を駆る“湾岸の帝王”と対決することに。そして……新たなる伝説(レジェンド)へ……。熱き想いが、路面を焦がして疾走する。鉄の四輪に魅入(みい)られ
湾岸MIDNIGHT

湾岸MIDNIGHT

解体所でスクラップ寸前の「フェアレディS30Z」――。アキオが出会ったバキバキチューンのこの魔物は、かつて3人ものオーナーを飲み込んできたという伝説を持つ、その名も“悪魔のZ”だった――。“Z”の魔性に導かれていくアキオは、超速のポルシェ「ブラックバード」を駆る“湾岸の帝王”と対決することに。そして……新たなる伝説(レジェンド)へ……。熱き想いが、路面を焦がして疾走する。鉄の四輪に魅入(みい)られた、男たちの闘い。それは……、湾岸ストーリー!
シャコタン★ブギ

シャコタン★ブギ

車大好き、女の子大好き、夜遊び大好き!ハジメ先輩とコージくんが、シャコタン・ソアラにうち乗って、今夜もくりだす夜の街!ライバル・ゼットをぶっちぎり、幻の“おさせ”を見つけて今夜こそイッパツ……と、うまくいきますかどうか?シャコタンとナンパにすべてをかけた青春グラフィティー!!
湾岸ミッドナイト C1ランナー

湾岸ミッドナイト C1ランナー

チューニングショップ・RGOをやめた荻島信二(おぎしま・しんじ)は、かつて編集していたチューニング雑誌「GTカーズ」をウェブ上で展開するなど、若手自動車ライターとして活躍しつつあった。そんな中、ニセRGOステッカーを貼ったFD型RX-7が首都高に現れたり、「GTカーズ」の権利を買ったという男・荒井(あらい)が現れたりと、荻島の周辺が動き始める……!『湾岸ミッドナイト』のセカンドステージ!!!
銀灰のスピードスター

銀灰のスピードスター

輸入車販売・整備のショップ「トミサカオート」の若手メカニック・元木は、職場の先輩・吉村を目標にしていた。だが、吉村は整備車両試乗中の事故によって還らぬ人となってしまう。敬愛する先輩を失い日常がくすんでしまった元木だが、吉村が手がけていた空冷ポルシェ911ターボが託された。ポルシェに魅了され、元木の日々が少しずつ動き出していく… ドライビング漫画の金字塔、『湾岸MIDNIGHT』最終章、待望の第1集!!
J物語

J物語

暴走族が暴れまわる街に奴が帰ってきた。奴の名前はジェイ!2年前にこの街から突然消えた、暴走族の間でも恐れられる存在だ。今はバイクと車、そして何より妹のジュンを愛して静かに暮らしている。しかし、暴走族ボンバースのメンバーが妹にちょっかいを出し、ジェイの怒りに火をつけてしまう。そして少年院を出てきたボンバースのリーダーとの対決を迎えることになり……!?
あいつとララバイ

あいつとララバイ

青春がきらめくのなら、ちょっとだけ不良(ワル)がいい――。『シャコタン・ブギ』へと続く、不朽の名作バイク・ロマン!バイクとケンカ、そして女のコに夢中――。菱木研二(ひしき・けんじ)、16歳。ただいま横浜西高(ダブリの)1年生!道路に突然飛び出して、勝手にカワサキ750RS・ZIIの後ろに飛び乗った女のコ――佐藤友美(ともみ)に一目ボレ。男が恋する気持ちを決めたのなら……ゴーインなくらいに引き寄せるだけ!男心にグッとくる、大傑作の青春コメディ!
さよならDecember

さよならDecember

ずっと想いを寄せていた洋子に、心の傷を負わせてしまった滉一。ふたりの愛の行方をつづった『さよならDecember』。圭一郎のことを本気で好きだった、まゆみ。純情過ぎてすれ違うふたりの気持ち、そして恋の行方を描いた『ホントにA・P・R・I・L』など、季節のなかで鮮やかに展開される全4編のラブストーリー!! 疾走する青春をみずみずしい感性で描き続ける、楠みちはるの初期短編集!!
エイト

エイト

高校2年生のエイトは幼い頃に父を亡くし、ジャズミュージシャンだった祖父のトミーに育てられた。自宅地下のスタジオでギターを一人で弾いていたエイトだが、中学の同級生の新名(ニーナ)と再会し、彼の所属するバンド・DXに参加することになり、音楽人生に大きな変革をもららすこととなる……! ロック、友情、笑い、家族etc.……人生のすべてが詰まった読むライブステージ!!
特別のEGOIST

特別のEGOIST

フリーライター・神木トオルは22歳の誕生日に偶然出会った占い師の婆さんから“名刺を100枚作り、1枚を手もとに残し99枚を配れ”と告げられる。時が過ぎ―――――― 神木が45歳の誕生日を迎えた日にあの占い師が再び目の前に現れ、「お前は欲望の取次人なんだ!!」と言い残してまた消えた……… 「誰、あのお婆さん?」目撃していた元カノ・レイコと十数年ぶりの再会。レイコの手には、あの名刺………… 神木が配った99枚の名刺のうち、一枚が握られていた。
ハネチンとブッキーのお子さま診療録

ハネチンとブッキーのお子さま診療録

佐原ミズ最新作!小児医療を舞台に紡がれる親子の物語――。妻を亡くし、シングルファザーになった、サラリーマンの羽根田。二人の子どもを、突如ひとりで育てることになり、理解不能な子どもの一挙一動に、振り回される毎日を送っていた。ある日、電車内で体調を崩した羽根田の息子・みちるを救ったのは悪魔のようなメイクを施した若者・琴吹。彼は的確な処置で急病の原因を突き止めるが...。
私たちの幸せな時間

私たちの幸せな時間

木曜日、午前十時。それは私たちが生きることのできる唯一の時間......。3回の自殺未遂を繰り返したピアニスト樹里は、叔母に連れらていった拘置所で無差別殺人を犯した死刑囚・佑に出会う。母との確執、弟の死......。互いに激しい反発心を抱く二人は、心に大きく深い傷を持つ。やがて二人は......。映画・原作ともに大ヒットを記録した純愛劇を、完璧なまでの美しい世界観で佐原ミズが描き切る----。
読切 さくら町停留所

読切 さくら町停留所

冴えない高校教師・槇原には5年前に卒業した忘れられない生徒がいた。卒業式の前日に、想いを告げてくれた一人の女生徒。彼女は大学卒業後に迎えに来ると告げたが、4年の月日はあっという間にながれ…
バス走る。[新装版]

バス走る。[新装版]

願いを叶える空の飛行機。桜の季節に交わした約束。伝えられなかったひと言…。繰り返す毎日の中をバスは走る、乗せたヒトの数だけ「想い」や「願い」を運び、始まりを届ける―――。稀代のストーリーテラー・佐原ミズの透き通るほどに純粋な傑作恋愛オムニバスが、新たに描き下されたエピソードを加えて新装版で登場!!
マイガール

マイガール

平々凡々とした毎日を送る青年・笠間正宗のもとに、恋人の訃報と一緒にやって来たのは、コハルと名乗る幼い女の子。少女は、亡き恋人の陽子が残していった5歳になる彼の娘だった。ずっと自分に娘がいると知らないでいた正宗は事実に戸惑う。しかし母親が好きだった正宗といたいと願うコハルの純粋な気持ちに触れ、一緒に暮らすことを決意する。そして、大切な人を失った親子の、昨日と違った小さな新生活は始まる――。
夜さん

夜さん

これは僕の温かで不思議な災難――。とある田舎の中学校――。臨時美術教師としてやってきた鶴田夜は、人には言えないちょっと不思議な力を持っている。彼女の力を目の当たりにしてしまった事をきっかけに中学生・晨は夜さんに日々翻弄されていくのだが…。
ほしのこえ The voices of a distant star

ほしのこえ The voices of a distant star

長峰(ながみね)ミカコと寺尾(てらお)ノボルは同じ高校を目指す中学3年生。受験を控えたその夏、ミカコはふいに国連宇宙軍に選抜され宇宙に行く事を、ノボルに告げる。ミカコの最終的な目的地は太陽系外縁部。宇宙と地上で連絡をとりあうふたり。しかし、人類が初めて体験する距離は、ふたりの時間や心を、決定的に隔ててゆく……。アニメーション『ほしのこえ』をコミカライズ!
神様のジョーカー
期待していたのとは違う方向だった
神様のジョーカー 楠みちはる 佐原ミズ
吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)
何気なく手に取ってみたけど、いい設定だった。 ごく普通の男子大学生の主人公はある特殊な能力を持っていた。 それは、「願いを叶える力」。 ただし、代償は願いを叶えた人の身のまわりの大事なモノや人でバランスを取るかのような不幸が必ず起きるということ。 半信半疑だったその力に確信をもっていくような描写や、能力の分析・検証って面白いよねーといつも思う。 全3巻という短さの中で、その末路に至った人や、かつての関係者を描いていたのは良かったが、思っていたようなワクワクするような展開には転がっていかなかったので少し残念。 主人公にとってあまり大きい波風が立たずにある意味無事に終わってしまい、投げっぱなしのようなむず痒さが残る。 勝手な言い分だが、一度狂おしいほどの強烈な不幸を味わってほしかった。 この能力の肝は、死神?の意図かそうでないかに関わらず、能力を使わなきゃいけない状況・場面に追い込まれていったときに「願う」かどうか、願ってしまった上でどう対処するか、すべてを突き放し孤独に生きるのか、代償を支払わせるためだけの関係を割り切って作るのか、能力自体にどう抗い戦っていくのか、そのあたりをもう少し具体的に見たかった。 映画『ファイナルデスティネーション』的な方向でも面白そうだったけど、作者さんがやりたかった方向とは違うのかなー。 大事な人を守りたい、という部分が強かったから動かせなかったんだろうか。 大事な人を守りたいからこそ、願ってしまう姿を見たかった。 ハンターハンターのハンター試験でも出たドキドキ二択クイズのような、母を取るか、恋人を取るかのような命題がほしかったなー。 運命と諦めないで泥臭く抗うような、そんな漫画を読みたい。