あらすじ公園から持ち帰った謎の生物・オゲハをベッドの下で飼い始めた中学生のキジ。受験勉強から逃避するかのようにオゲハと過ごす時間が増えていった。ある日、翅を持つも羽ばたくだけのオゲハを飛ばす方法を学校の先生に訊くが、「飛べない蝶は直に死ぬ」と言われる。そんな中、巨大な芋虫の姿をした仲間がオゲハを取り返すため、すぐそこまで迫っていた…。
オゲハの不気味なキャラデザもさることながら、主人公の少年・キジの子供っぽい残酷な振る舞いがとても不愉快。 この読んだ人間に傷を残すところが、エンターテイメントとして最高だと思う。 また3巻のあとがきでなぜキジをこういう人間にしたのか、理由が書かれていてとてもおもしろかった。 2人の関係は他人から見たら不健全かもしれないが、2人なりにきちんと仲を深めていくので最後まで見届けてほしい。