▼第38話/チョコッと来てくれ ▼第39話/「朱文」と「白文」 ▼第40話/宮田庵 ▼第41話/ニコリともしない ▼第42話/ナマイキなヤツ ▼第43話/崩壊 ▼第44話/雁塔聖教序 ▼第45話/決めたのよ! ▼第46話/良寛 ▼第47話/日常の感動 ▼第48話/サポート役だって大切 ▼第49話/新入部員募集中! ▼第50話/パフォーマンスの書 ●主な登場人物/大江縁(おおえ・ゆかり。鈴里高校1年生。カナダからの帰国子女で書道初心者。書道部唯一の男子)、望月結希(ユカリの同級生で柔道部員兼書道部員。柔道は全国2位の実力だが、書道は大の苦手) ●あらすじ/「書の甲子園」出場のため、落款印を作ることになったユカリと望月。だが、印を彫ることになっていた日に限って、柔道部顧問・島田先生はたった5分しか休憩時間を与えようとしない。それもそのはず、島田は望月が書道部へ行かないように目を光らせていたのだ。一瞬の隙に脱走した望月だったが、その行く手には島田が待機させた脱走阻止部隊が立ちはだかり…?(第38話) ●本巻の特徴/お盆中は部の活動はひと休み。その間バイトを始めたユカリだが、そこには意外な出会いが待っていた!? そして登校日、書の甲子園への作品でユカリは臨書、望月は大字書を勧められたけど…? ●その他の登場人物/日野ひろみ(鈴里高校2年。書道部部長。まじめで温厚)、加茂杏子(鈴里高校2年。書道部副部長。やることが無茶で凶暴)、三輪詩織(鈴里高校2年。書道部会計。悪知恵にたけている)、影山先生(書道部の顧問でユカリの担任)、宮田麻衣(鵠沼学園1年。書道部員。書道はまだ初心者で、望月がライバル視している)
▼第51話/ひよ子の字 ▼第52話/雨ニモマケズ ▼第53話/パンダ作戦 ▼第54話/夏の思い出 ▼第55話/希望の轍 ▼第56話/全臨八百二十一字 ▼第57話/大分は九州! ▼第58話/2年生トリオの秘密(前編) ▼第59話/2年生トリオの秘密(中編) ▼第60話/2年生トリオの秘密(後編) ▼第61話/本物の強豪 ▼第62話/牛※造像記(※=「木」へんに「厥」) ▼第63話/臨時アルバイト ●主な登場人物/大江縁(鈴里高校1年。書道部唯一の男子。カナダからの帰国子女で書道初心者だったが、夏合宿で急成長)、望月結希(縁の同級生で、柔道部と書道部を兼部。柔道はインターハイ優勝の実力だが、字はヘタ) ●あらすじ/文化祭のパフォーマンスで、サザンオールスターズの歌詞を書くことになった縁。望月にCDを借りる約束をするが、同じ日に宮田亜衣の実家のそば屋で、メニューを書く約束もしていた。いざメニューを書こうとしても「崩しているけど読める字」に苦戦し、結局メニューはできないまま望月の家に。そこで彼女の母親が出した銘菓「ひよ子」を初めて見た縁は、そのロゴの字体が自分の書きたい字だと気付き…(第51話)。 ●本巻の特徴/新入部員獲得のかかった、文化祭のパフォーマンスに臨む鈴里高校書道部。そんな中、楷書しか書けない縁に与えられた課題「漢字かな交じりの書」とは? そして本番の出来ばえは? 「書の甲子園」の結果も気になる、最新第5集!! ●その他の登場人物/日野ひろみ(書道部部長。2年。まじめで温厚)、加茂杏子(書道部副部長。2年。やることが無茶で凶暴)、三輪詩織(書道部会計。2年。悪知恵にたけている)、影山先生(書道部の顧問で縁の担任)、日野よしみ(鵠沼学園書道部部長で、ひろみの双子の妹。気が強くて負けず嫌い)、勅使河原亮(鵠沼学園書道部員1年。イケメンで字も上手い)、宮田麻衣(鵠沼学園書道部員1年。書道はまだ初心者で、望月がライバル視している)、大江義之(縁の父親。板前だったが、失業)、大江英子(縁の祖母。書道家の三浦先生に書を習ったことがある)
▼第64話/大忙しの大晦日 ▼第65話/いざ大阪へ! ▼第66話/文部科学大臣賞 ▼第67話/かなの書 ▼第68話/初めて… ▼第69話/阿部毅 ▼第70話/席上揮毫 ▼第71話/送り主 ▼第72話/強豪校の書道部 ▼第73話/島田先生の受難 ▼第74話/「かな」の先生 ▼第75話/おばあちゃんの同級生 ▼おまけ ●主な登場人物/大江縁(鈴里高校1年。書道部唯一の男子。カナダからの帰国子女で書道初心者だったが、夏合宿で急成長)、望月結希(縁の同級生で、柔道部と書道部を兼部。柔道はインターハイ優勝の実力だが、字はヘタ) ●あらすじ/大阪で行われる「書の甲子園」の展示会に行くことになった鈴高書道部。その旅費を稼ぐために、縁は宮田の実家のそば屋「宮田庵」でのバイトを始めたが、偶然にも望月もバイトで入ってきた。大晦日、そば屋が一番忙しい日に望月と宮田が店内で接客する一方、縁は出前に駆り出される。しかし帰国して間もない縁には土地勘がなく、道に迷ってしまい…(第64話)。 ●本巻の特徴/「書の甲子園」の展示会と、秀作賞をとった部長の表彰式を見るため大阪に来た鈴高書道部。だが、ナンバー1の文部科学大臣賞を受賞した男子生徒は、どうやら望月が知っている子のようで…!? ●その他の登場人物/日野ひろみ(書道部部長。2年。まじめで温厚)、加茂杏子(書道部副部長。2年。やることが無茶で凶暴)、三輪詩織(書道部会計。2年。悪知恵にたけている)、影山先生(書道部の顧問で縁の担任)、日野よしみ(鵠沼学園書道部部長で、ひろみの双子の妹。気が強くて負けず嫌い)、勅使河原亮(鵠沼学園書道部員1年。イケメンで字も上手い)、宮田麻衣(鵠沼学園書道部員1年。書道はまだ初心者で、望月がライバル視している)、笠置先生(鵠沼学園書道部顧問。顧問になって日は浅い)、大江義之(縁の父親。板前だったが、失業)、大江英子(縁の祖母。書道家の三浦先生に書を習ったことがある)、三浦清風(書道歴60年の書道家。ちょっとスケベ)
書道?習字?何が面白いんだろう? とおもって読んだら、おもしろかったです。 ひょんなことから、人びとの勢いに流されに流され、帰国子女の男子学生が書道部に入部することになり、書道部のワルイセンパイに騙されて柔道部のエース一年生が書道部にヘルプへ行くことになり… そこから繰り広げられる書道の世界の片鱗がおもしろいのです。 帰国子女ユカリが知らないことを知らないと尋ねてくれ、それに対してみんな丁寧に応えてくれるので、書道の世界が重たかった習字セット以上の知識へひろがっていきます。 筆で上手に書くコツ、ナントカ体の話、筆の選び方、漢字の成り立ち、へえーっとなり続けました。 大きな書は体全体で書くということも知りませんでした。 字がうまくなりたい、柔道をする望月さんが大きな書が得意という話もよかったです。 読んでいて、登場人物について一番すごいなと思ったのは、初心者みんな、ひたすら基礎の基礎を実直にやり続けることです。 それができていたら、自分も字が上手する未来があったのかもしれません。