あらすじ

鈴里高校と鵠沼学園の合同夏合宿は中盤へ。二年連続高校書道日本一を狙う一条毅が、三浦先生に話した「書の甲子園」への構想は高校生の域を超えたものだった。一方、何を書くか決めていなかったユカリとひろみは図書館に出かけ、望月は一条と一緒に三浦先生の家へ向かう―― そして、以前から気になっていた三浦先生が若い頃に出会ったという凄い書家の作品をユカリは見に行くが…!?
とめはねっ! 鈴里高校書道部 1巻

脅されて書道部に入部した大江縁と、だまされて書道部に入部した望月結希。一風変わった先輩たちに翻弄されて、これでいいのかと思う日々。それでも、ダイナミックでデリケートな書の世界は、かなり魅力的で… 文化系青春コメディー、It’s 書(SHOW)TIME !!

とめはねっ! 鈴里高校書道部 2巻

勃発した鈴里高校書道部VS鵠沼学園書道部の「書道パフォーマンス」対決! 勝負と聞いて燃える望月さん。なんとなく巻き込まれていくユカリ。温度差は人それぞれだけど、文化部の戦いは意外と熱い!? 文化系青春コメディー、真っ向勝負の第二巻!!

とめはねっ! 鈴里高校書道部 3巻

鈴里高校書道部と鵠沼学園書道部の合同夏合宿がスタート! まだまだ初心者のユカリと望月さんは、超基本の練習で、字ではなく○や△しか書かせてもらえない。果たして、合宿最終日の寸評会の結果はいかに!? 文化系青春コメディー、合宿三昧の第三巻!!

とめはねっ! 鈴里高校書道部 4巻

▼第38話/チョコッと来てくれ ▼第39話/「朱文」と「白文」 ▼第40話/宮田庵 ▼第41話/ニコリともしない ▼第42話/ナマイキなヤツ ▼第43話/崩壊 ▼第44話/雁塔聖教序 ▼第45話/決めたのよ! ▼第46話/良寛 ▼第47話/日常の感動 ▼第48話/サポート役だって大切 ▼第49話/新入部員募集中! ▼第50話/パフォーマンスの書 ●主な登場人物/大江縁(おおえ・ゆかり。鈴里高校1年生。カナダからの帰国子女で書道初心者。書道部唯一の男子)、望月結希(ユカリの同級生で柔道部員兼書道部員。柔道は全国2位の実力だが、書道は大の苦手) ●あらすじ/「書の甲子園」出場のため、落款印を作ることになったユカリと望月。だが、印を彫ることになっていた日に限って、柔道部顧問・島田先生はたった5分しか休憩時間を与えようとしない。それもそのはず、島田は望月が書道部へ行かないように目を光らせていたのだ。一瞬の隙に脱走した望月だったが、その行く手には島田が待機させた脱走阻止部隊が立ちはだかり…?(第38話) ●本巻の特徴/お盆中は部の活動はひと休み。その間バイトを始めたユカリだが、そこには意外な出会いが待っていた!? そして登校日、書の甲子園への作品でユカリは臨書、望月は大字書を勧められたけど…? ●その他の登場人物/日野ひろみ(鈴里高校2年。書道部部長。まじめで温厚)、加茂杏子(鈴里高校2年。書道部副部長。やることが無茶で凶暴)、三輪詩織(鈴里高校2年。書道部会計。悪知恵にたけている)、影山先生(書道部の顧問でユカリの担任)、宮田麻衣(鵠沼学園1年。書道部員。書道はまだ初心者で、望月がライバル視している)

とめはねっ! 鈴里高校書道部(5)

▼第51話/ひよ子の字 ▼第52話/雨ニモマケズ ▼第53話/パンダ作戦 ▼第54話/夏の思い出 ▼第55話/希望の轍 ▼第56話/全臨八百二十一字 ▼第57話/大分は九州! ▼第58話/2年生トリオの秘密(前編) ▼第59話/2年生トリオの秘密(中編) ▼第60話/2年生トリオの秘密(後編) ▼第61話/本物の強豪 ▼第62話/牛※造像記(※=「木」へんに「厥」) ▼第63話/臨時アルバイト ●主な登場人物/大江縁(鈴里高校1年。書道部唯一の男子。カナダからの帰国子女で書道初心者だったが、夏合宿で急成長)、望月結希(縁の同級生で、柔道部と書道部を兼部。柔道はインターハイ優勝の実力だが、字はヘタ) ●あらすじ/文化祭のパフォーマンスで、サザンオールスターズの歌詞を書くことになった縁。望月にCDを借りる約束をするが、同じ日に宮田亜衣の実家のそば屋で、メニューを書く約束もしていた。いざメニューを書こうとしても「崩しているけど読める字」に苦戦し、結局メニューはできないまま望月の家に。そこで彼女の母親が出した銘菓「ひよ子」を初めて見た縁は、そのロゴの字体が自分の書きたい字だと気付き…(第51話)。 ●本巻の特徴/新入部員獲得のかかった、文化祭のパフォーマンスに臨む鈴里高校書道部。そんな中、楷書しか書けない縁に与えられた課題「漢字かな交じりの書」とは? そして本番の出来ばえは? 「書の甲子園」の結果も気になる、最新第5集!! ●その他の登場人物/日野ひろみ(書道部部長。2年。まじめで温厚)、加茂杏子(書道部副部長。2年。やることが無茶で凶暴)、三輪詩織(書道部会計。2年。悪知恵にたけている)、影山先生(書道部の顧問で縁の担任)、日野よしみ(鵠沼学園書道部部長で、ひろみの双子の妹。気が強くて負けず嫌い)、勅使河原亮(鵠沼学園書道部員1年。イケメンで字も上手い)、宮田麻衣(鵠沼学園書道部員1年。書道はまだ初心者で、望月がライバル視している)、大江義之(縁の父親。板前だったが、失業)、大江英子(縁の祖母。書道家の三浦先生に書を習ったことがある)

とめはねっ! 鈴里高校書道部(6)

▼第64話/大忙しの大晦日 ▼第65話/いざ大阪へ! ▼第66話/文部科学大臣賞 ▼第67話/かなの書 ▼第68話/初めて… ▼第69話/阿部毅 ▼第70話/席上揮毫 ▼第71話/送り主 ▼第72話/強豪校の書道部 ▼第73話/島田先生の受難 ▼第74話/「かな」の先生 ▼第75話/おばあちゃんの同級生 ▼おまけ ●主な登場人物/大江縁(鈴里高校1年。書道部唯一の男子。カナダからの帰国子女で書道初心者だったが、夏合宿で急成長)、望月結希(縁の同級生で、柔道部と書道部を兼部。柔道はインターハイ優勝の実力だが、字はヘタ) ●あらすじ/大阪で行われる「書の甲子園」の展示会に行くことになった鈴高書道部。その旅費を稼ぐために、縁は宮田の実家のそば屋「宮田庵」でのバイトを始めたが、偶然にも望月もバイトで入ってきた。大晦日、そば屋が一番忙しい日に望月と宮田が店内で接客する一方、縁は出前に駆り出される。しかし帰国して間もない縁には土地勘がなく、道に迷ってしまい…(第64話)。 ●本巻の特徴/「書の甲子園」の展示会と、秀作賞をとった部長の表彰式を見るため大阪に来た鈴高書道部。だが、ナンバー1の文部科学大臣賞を受賞した男子生徒は、どうやら望月が知っている子のようで…!? ●その他の登場人物/日野ひろみ(書道部部長。2年。まじめで温厚)、加茂杏子(書道部副部長。2年。やることが無茶で凶暴)、三輪詩織(書道部会計。2年。悪知恵にたけている)、影山先生(書道部の顧問で縁の担任)、日野よしみ(鵠沼学園書道部部長で、ひろみの双子の妹。気が強くて負けず嫌い)、勅使河原亮(鵠沼学園書道部員1年。イケメンで字も上手い)、宮田麻衣(鵠沼学園書道部員1年。書道はまだ初心者で、望月がライバル視している)、笠置先生(鵠沼学園書道部顧問。顧問になって日は浅い)、大江義之(縁の父親。板前だったが、失業)、大江英子(縁の祖母。書道家の三浦先生に書を習ったことがある)、三浦清風(書道歴60年の書道家。ちょっとスケベ)

とめはねっ! 鈴里高校書道部(7)

「かなの書」の教えを請うた笠置亜紀子先生からまさかの固辞。やる気満々にもかかわらず路頭に迷う鈴高書道部へ追い打ちをかけるかのように、なんと笠置先生は宿敵・鵠沼高校に「かな」を教えることに! だがその時、思わぬ救世主が現れて―――!! 文化系青春コメディー、因縁が戦いを呼ぶ熱き第七巻!!

とめはねっ! 鈴里高校書道部(8)

大学のオープンキャンパスを舞台に 熱き火花を散らす鈴里高校と鵠沼学園の両書道部! 「かな」の創作授業で発表された最終成績はあまりにも衝撃的で…!? 書道高校日本一・一条と柔道高校日本一・望月の幼なじみグダグダ初デートwithユカリ編や、毎年恒例! 新入部員獲得大作戦編をフル収録した「書」以外の青春グラフィティも超満載! の文化系青春コメディー第八巻!

とめはねっ! 鈴里高校書道部(9)

記憶に新しい(?)鵠沼学園との引き分け劇@市民書道大会。望月結希が人々の脳裏にキョーレツなる衝撃を刻みこんだ伝説のあの事件から1年…… 大きく成長を遂げた新2年生・ユカリと望月が、個性豊かな新メンバーとともに新年次最初の大舞台へ――!! ユカリのおばあちゃん・英子と書道との出会いを描いた「50年前へタイムスリップ! 湘南女学院書道部」編も完全収録した人が「書」を産み、「書」が人を創る第九巻!!

とめはねっ! 鈴里高校書道部(10)

大江ユカリの祖母・英子の指導法を巡ってもめた? ものの、「雨降って地固まる」のたとえのごとく、ますます結束を強めた鈴里高校書道部は、半紙のサイズで出せる書道展「高野山競書大会」を目指すことに! ……が、その締め切りの前に、ユカリと望月は高校生活の一大イベント・修学旅行へ! 旅行先の京都で二人を待ち受けていたのは……? わくわく、ドキドキ満載の文化系青春コメディー第十巻!!

とめはねっ! 鈴里高校書道部(11)

柔道の「全日本選抜体重別選手権大会」で好成績を修めた望月は、なんと国際強化選手に指定されることに! だが、そのことで、書道部をやめ、柔道に専念するようにとの圧力がかかり…… ふってわいた望月の退部騒動に、ユカリの想いは!? そして望月の出した結論は……!? 風雲急を告げる、文化系青春コメディー第十一巻!!

とめはねっ! 鈴里高校書道部(12)

高校書道日本一の一条毅に強いコンプレックスを持ったユカリだったが、もう一人の高校書道日本一の大槻藍子に「かな」の実力を認められ、前向きな気持ちになる。「書の甲子園」に向けて、鈴里高校と鵠沼高校の合同夏合宿がスタート! 望月に強い思いを寄せる一条毅に、ユカリが気になる鵠沼の宮田、そして、書道部での活動はこれが最後になる望月も…。ユカリは高校生活二度目の“夏”を最高のものにできるか!?

とめはねっ! 鈴里高校書道部(13)

鈴里高校と鵠沼学園の合同夏合宿は中盤へ。二年連続高校書道日本一を狙う一条毅が、三浦先生に話した「書の甲子園」への構想は高校生の域を超えたものだった。一方、何を書くか決めていなかったユカリとひろみは図書館に出かけ、望月は一条と一緒に三浦先生の家へ向かう―― そして、以前から気になっていた三浦先生が若い頃に出会ったという凄い書家の作品をユカリは見に行くが…!?

とめはねっ! 鈴里高校書道部(14)

鈴里高校と鵠沼学園の合同夏合宿。「書の甲子園」に向けての作品作りも終盤に。皆が次々と書き上げていく中で、ようやく何を書くか決めたユカリは、合宿最後の夜に徹夜で挑むが―― 一方、望月はこの夏合宿で書き上げた作品を最後に、書道部を辞めて柔道部に専念することに。しかし、彼女の本心は…… 果たして二度めの「書の甲子園」の結果は如何に!?

とめはねっ! 鈴里高校書道部

筆を握って歩き出した道には

とめはねっ! 鈴里高校書道部 河合克敏
名無し

少年時代をカナダで暮らしてきた大江縁(ユカリ・男子) は8年ぶりに日本へ帰国して高校に入学。 帰国子女でありながらどちらかというと おとなしくてパッとしない縁だったが 強引に書道部に勧誘されて入部することに。 習字すら知らず筆など握った事もなかったのに。 さらに女子柔道界期待の星の望月結希(ユキ・女子)の 背負い投げに巻き込まれたことで、 結果、望月も書道部に巻き込むことに。 個性的な先輩たちや仲間や教師に導かれ 自分の気持ちや資質に目覚めていった縁は 書道の道にどんどん分け入っていくことになって・・ 「帯をギュッとね!」でニューウェーブ柔道漫画を 描いた河合克敏先生が柔道、競艇の次に 漫画で手掛けたのが「書道」の世界。 「帯ギュ」でそれまでにない明るく厳しい柔道漫画を 描いた河合先生でも「書道」が舞台の漫画ってのは 流石に盛り上げにくいのではないかとも 思いながら読み進めたけれど、杞憂でした。 地味で難しく暗い?イメージのある?書道すら 河合先生は明るく楽しく面白く描いてくれていました。 シリアスな話の合間にも適度にユーモアも入ってきて、 それでいて物語が脱線したり判りにくくなることもなく スムーズに話が展開していくのが本当に上手いです。 それでもやはり書道に関する説明や蘊蓄も膨大なので 読むのが大変な部分もありますが・・ それでも読み進めてしまう面白さがありました。 実際の書道作品を漫画の中に取り入れたり、 しかもそれが単なる説明や引用としてだけでなく ストーリの中に組み込んであったり、 しかもそれが読者参加のコラボだったり、 漫画の手法としても凄い部分があるなあとも思いました。