先生のひみつ

先生のひみつ

台風の日、休校かも知れないと思いつつ登校した桂木桐子。理由は、鴨居先生が死なないか心配だったから。鴨居先生は、前から死にたがっている。学校で鴨居先生には会えたけど、やっぱり今日は休校だということで、折角だから保健室で勉強を見て貰うことにした。先生は言う。「桂木は俺が心配で来たのか?」「…雨の日には死なないよ」どうして?先生。どうして雨の日には死なないの?そして、どうして死にたいの…。先生は何も言ってくれない。ただ黙って私に触れてくる。私達、こうして体は重ねるけれど、私は先生のこと何も知らない。桜学園を舞台にしたオムニバス連作集。※この作品は『秘密の恋愛授業5~8・10』でもお読みになれます。
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白薔薇の園

白薔薇の園

「かわいい顔。かわいい足。かわいい真樹」と言って、女が女にキスしているところを見てしまった。俺、立木。女子校に勤める一介の教師です。なにが問題って、キスしていた女2人は俺の受け持ちの生徒なのだ。だからと言って生徒同士の恋愛に口出しする気は毛頭ないが、それからというものあの2人のことが気になってしょうがない。もう限界…!そしてついに、俺は2人に言ってはならないことを言ってしまって…。女子校という異世界で未知の生物相手に奮闘する若い男性教師の苦悩に満ちた日常は、悩みが深ければ深いほど何故かちょっと笑えるのだった…※この作品は『秘密の恋愛授業16・17』でもお読みになれます。
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