あらすじ

駅前からゆるやかに続く神戸北野坂。その途中に佇むカフェ『徒然珈琲』には、ちょっと気になる二人の“探偵さん”がいる。元編集者でお菓子作りが趣味の佐々波さんと、天才的な作家だけどいつも眠たげな雨坂さん。彼らは現実の状況を「設定」として、まるで物語を創るように議論しながら事件を推理する。私は、そんな二人に「死んだ親友の幽霊が探している本をみつけて欲しい」と依頼して…。河野裕の大人気ミステリを、心温まる、優しいコミカライズでお届けします。
つれづれ、北野坂探偵舎 1

駅前からゆるやかに続く神戸北野坂。その途中に佇むカフェ『徒然珈琲』には、ちょっと気になる二人の“探偵さん”がいる。元編集者でお菓子作りが趣味の佐々波さんと、天才的な作家だけどいつも眠たげな雨坂さん。彼らは現実の状況を「設定」として、まるで物語を創るように議論しながら事件を推理する。私は、そんな二人に「死んだ親友の幽霊が探している本をみつけて欲しい」と依頼して…。河野裕の大人気ミステリを、心温まる、優しいコミカライズでお届けします。

つれづれ、北野坂探偵舎 2

謎解きは、背を向け合い語り合うだけ―元編集者・佐々波と、小説家・雨坂の探偵コンビが、神戸の街を舞台に幽霊事件に挑む。小暮井ユキから持ちかけられた幽霊の相談は、意外な展開を見せていた。ユキがかつての親友「ほっしー」だと信じていた幽霊は、実は別人だった!? 二人の探偵が読み解く物語は、優しく、あたたかい気持ちに満ち溢れたラストへと導かれる――。