あらすじ

臓器移植のため、臓器を提供するドナーによりそう、移植コーディネーター・夕夏(ゆか)。仕事にはやりがいを感じ、二人の子どもと夫を大切にする日々。ある日、夕夏の娘・あかりが、事故で昏睡状態に。まさか自分自身が、突然、「臓器を提供する側の家族」になるなんて……!同じ頃、夕夏の妹・美月(みつき)の息子には、心臓移植が必要な疾患が見つかった。二度と目を覚ますことのない娘の「生」を信じる姉。どんなことをしてでも、息子のために心臓が欲しい妹。そのとき、姉妹は正反対の立場の母親同士になった……!!
永遠の鼓動 Eternal Pulse(1)

臓器移植のため、臓器を提供するドナーによりそう、移植コーディネーター・夕夏(ゆか)。仕事にはやりがいを感じ、二人の子どもと夫を大切にする日々。ある日、夕夏の娘・あかりが、事故で昏睡状態に。まさか自分自身が、突然、「臓器を提供する側の家族」になるなんて……!同じ頃、夕夏の妹・美月(みつき)の息子には、心臓移植が必要な疾患が見つかった。二度と目を覚ますことのない娘の「生」を信じる姉。どんなことをしてでも、息子のために心臓が欲しい妹。そのとき、姉妹は正反対の立場の母親同士になった……!!

永遠の鼓動 Eternal Pulse(2)

「あかりちゃんの心臓を、匡(たくみ)にちょうだい!!」心臓移植が必要な息子のために、禁断の言葉を口にする美月(みつき)。夕夏(ゆか)と美月。ふたりの母の想いがぶつかりあう――。「誰になんと言われようと、娘の心臓が止まるその時までは、あたたかい身体を抱きしめていたい」愛する娘が最期を迎える時、苦悩の末に、母として夕夏が選んだ道とは……?子どもの脳死移植をめぐって、究極の愛情が試される。