料理雑誌の仕事に夢中のはずの千夏。しかし、千夏の料理を食べて、とてもおいしい顔をしてくれた中井のことが忘れられず、仕事にまで私情を持ち込み始めていた…。そんな時、フードコーディネーターの森に、千夏の料理の良さを褒められ励まされ、この道を選んでよかったと確信する。そうして森に勇気をもらった千夏だが、ある時、偶然街で出会ったアコという女の子のことを森に話すと、森は激しく動揺する。彼女もまた、何か過去を抱えているようだった…。そして、千夏がある日家に帰ると、札幌に転勤になった中井からのメッセージが留守電に…!!
料理が好きな主人公がプロの世界へ飛びこんでいく話です。最近のドラマや映画で話題になっているフードコーディネーターの仕事について描かれています。料理を素敵に見せるためには、料理の美味しさだけではなく、お皿や背景など工夫することががたくさんあることがよくわかります。読んでいると主人公と一緒に新しい世界を体験しているようで、とても楽しかったです。仕事を通じて成長する主人公の姿に感動しました。