あらすじ

料理の企画コンペで千夏のレシピは不採用になった。採用されたのは素人の亜津奈ヒカル。彼女の応募作品の料理写真にショックを受けた千夏は自信を失い、仕事を辞める決心をする。しかし、釉字や木村の言葉に、なにより、名取の送別パーティーの席で、周囲の人たちと森の優しさ、思いやりに触れ、千夏はもう一度、焦らずマイペースでフードコーディネーターの道をがんばろうと思い直す。そして、釉字の個展に訪れた千夏は、そこで聞き覚えのある声を聞いて…!?一方中井は、両親や堀内に心動かされ…!?ドラマチックな展開をみせる完結巻!!
うさぎのサラダ(1)

小さい頃、母親がよく作ってくれた、うさぎのサラダ。レタスをちぎってお皿に敷き、ゆで卵で作ったうさぎを乗せるだけのシンプルなサラダだけど、見ているだけで幸せな気持ちになれた。生活雑貨店に勤める紅林千夏は恋人の中井にプロポーズされたが、中井は札幌にある本社勤務となり、千夏に一緒に来てほしいと言う。だが、千夏はフードコーディネーターの森の、アシスタントに誘われいて…。

うさぎのサラダ(2)

料理雑誌の仕事に夢中のはずの千夏。しかし、千夏の料理を食べて、とてもおいしい顔をしてくれた中井のことが忘れられず、仕事にまで私情を持ち込み始めていた…。そんな時、フードコーディネーターの森に、千夏の料理の良さを褒められ励まされ、この道を選んでよかったと確信する。そうして森に勇気をもらった千夏だが、ある時、偶然街で出会ったアコという女の子のことを森に話すと、森は激しく動揺する。彼女もまた、何か過去を抱えているようだった…。そして、千夏がある日家に帰ると、札幌に転勤になった中井からのメッセージが留守電に…!!

うさぎのサラダ(3)

料理の企画コンペで千夏のレシピは不採用になった。採用されたのは素人の亜津奈ヒカル。彼女の応募作品の料理写真にショックを受けた千夏は自信を失い、仕事を辞める決心をする。しかし、釉字や木村の言葉に、なにより、名取の送別パーティーの席で、周囲の人たちと森の優しさ、思いやりに触れ、千夏はもう一度、焦らずマイペースでフードコーディネーターの道をがんばろうと思い直す。そして、釉字の個展に訪れた千夏は、そこで聞き覚えのある声を聞いて…!?一方中井は、両親や堀内に心動かされ…!?ドラマチックな展開をみせる完結巻!!