あらすじ極上の蒔絵に飾られた“香合”を発見した美鳥(みどり)は、その裏に「あき長月」と彫られていたのが気になる。その時、美鳥は多(まさる)から、歴史に名を残す「長月姫」とよばれた風宮家の女当主・月子(つきこ)姫の話を聞く。室町初期、領内を馬で遠乗りしていた月子姫は、武士らしき男達に襲われる王女・秋子(あきこ)を助けて……!?そして眠り続ける風宮高王(かざみや・たかお)を守ろうとした美鳥は?ファンタジック・ラブストーリー、感動の完結巻。