「女」という不思議な存在のさまざまな愛のカタチを、静かに深く鮮やかに描いた珠玉の連作集。オトコには解らない、故に愛しい女達の人間模様5篇。
『女』ってめんどくさいって思ってしまう。 けど、そういう生き物ってことも分かっている。 そして、関係が深ければ深いほど、本音が中々言えなかったり、言わなくても分かって欲しいと思ったり、言っている事と、思っている事のギャップを感じ取ってほしいと思ったり・・・。 そんな、身近にいる誰かに当てはまりそうな愛すべき女たちがたくさん出てきます。 私は、麻里さんの生き方が好き💓 自分では、できないけど・・・。 できないからこそ、羨ましい🎵
昨日何食べた?や大奥のイメージが強い作家さんですがこんな素晴らしい作品も書かれていたなんて! 是非とも読んでいただきたい。 繊細な女性たちの人生の一場面が切り取られていて、しかもすごくリアルというか全員実際に身近にいそうな人ばかり。 何かすごい事故や事件が起こるわけではないのですが、どの話も起伏があって印象的な会話があってすごく、なんというか、沁みます。 一人の女性が苦悩して、でも色々行動した結果一つの結論に行き着く様がすごく綺麗に繊細に書き表されてる気がします。 好きな一冊でした。
子供って親に対して何かしら思うところがあるじゃないですか。そうやって大人になっていくんだと思いますが。特に同性の親にはそうだと思うんですよね。母と娘の間柄を描いたものでこんなに自分にしっくりくるものは他にありません。親だからこそ許せたり許せなかったりすることってあると思います。主人公と母の関係は自分にとって理想かもしれません。冒頭に「親だって人間だもの!機嫌の悪い時くらいあるわよ!」というセリフがあるんですが、これって自分が未熟だったら逆に言えない言葉だと思うんですよね。自分が親になったらそう言えるようになりたいです。
『女』ってめんどくさいって思ってしまう。 けど、そういう生き物ってことも分かっている。 そして、関係が深ければ深いほど、本音が中々言えなかったり、言わなくても分かって欲しいと思ったり、言っている事と、思っている事のギャップを感じ取ってほしいと思ったり・・・。 そんな、身近にいる誰かに当てはまりそうな愛すべき女たちがたくさん出てきます。 私は、麻里さんの生き方が好き💓 自分では、できないけど・・・。 できないからこそ、羨ましい🎵