誰もが抱えるやましい秘密。秘密を隠しながら生きるありのままの“誰か”を描いた心を揺さぶるオムニバス——―『回游の森』
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『回游の森』(灰原薬/太田出版) 誰にもきっとある、人には言えない秘密をのぞき見る 人には誰しも、誰にも言えない秘密がある。 果たして、真に清廉潔白な人間などいるのだろうか。 秘密を持つのは決して悪いことではない。ただ一人で抱え、自己完結し
この疚(やま)しさは、罪ですか?少女愛を秘めた男、愛した男に復讐をたくらむ女、蛇しか愛せない青年、親友に恋した少女……。「秘密」を隠し持った人間は、極上の“疚しさ”を紡ぎ出す。気鋭・灰原薬が描く、狂気と偏愛に満ちたオムニバス。