歴史の教科書のような漫画だなと思った。教科書というと堅苦しくて退屈そうだけど、これは読んでいるとワクワクしてもっと知りたい!という欲が湧いてくる。これを10代で読んでたらもっと歴史に関心持ててたかな… はじまりはファンタジーで、子供の頃助けた小人が12年の歳月を経て、お礼として種族年代問わず言葉が通じてさらにタイムスリップ(ただしアトランダム)できる機能を持つ指輪を主人公たちに授ける。 その主人公ふたりのキャラクターがかなり魅力的。魅力が爆発している。 本編でふたりは恐竜時代とイタリアルネッサンス時代に飛ばされるんだけど、いずれも恐ろしいほどに自分らの置かれてる状況を冷静に分析して柔軟に適応し、飄々と受け入れる。出会った人々にも必要以上に感情移入しない。 だから読んでる方は純粋に歴史上の出来事でハラハラドキドキできたのかもしれない。 また数奇な運命を共にしたことで幼馴染の男女の関係性に変化があるかと思いきや、全くない。だがそれでいい!読めばわかる。 一巻完結で気負わず読めるけど、せっかくの指輪の特性を生かした展開がもっとあってもよかった。 と思った一方で、あそこでスパッと終わってたからこその面白さもあるのかな… 自分にとっては川原泉作品の入門として適していたと思える。他のも読も。
タマゴ・ボーロ
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