美月は、ギターでせつない旋律を奏でるアダムと運命的な出会いをする。居心地の悪い家を飛び出し、アダムと暮らし始めた美月だが…。ミステリアス・ラヴァーソウル。
矢沢あい先生の作品は恋愛モノ友情ものが多いけど、「下弦の月」はそれに加えてミステリーもプラスされて、え?どうなるの?イヴは誰?なんでアダムと美月が出会えたの?時系列は?などなど…謎もいっぱいです。 ちびっ子4人の駆け回る姿に泣けてきたり、さやちゃんとまさきくんの関係とか、ほたるちゃんと医院長の息子くんにもっと仲良くなれ〜とか…可愛い恋模様もあったり、それでいてシリアスなのに、ちょいちょいお得意のギャグの掛け合いもありで裏切らない安定ぶりです! 面白いのでぜひオススメです!!
絵がキレイなのと神秘的な内容も相まって、もう何度も読んでしまいました。1巻の初めの方から世界に惹きこまれます。 亡くなった恋人を今でも愛していて苦しんでいるアダムの様子が苦しくなるほど伝わりますし、美月自身も複雑な人間関係の中で色んな感情を持ちながらアダムと向き合う様子に共感しました。 高校生の頃に読んだときは、深すぎてすべてを理解できていませんでしたが、色んな経験をした今読んだらまた違った受け取り方ができるなと思いました。 矢沢あいのほかの漫画に比べて全体的に暗い雰囲気もありますが、コミカルな部分も交えながらの展開ですので世界観に浸りながら読み進めやすいと思います。
20年前のりぼんにこんなダークでスレてて厭世的な漫画が載っていたという驚き。アダムのような儚げで幽玄な感じのかっこいいヒーローって今後現れない気がします。やっぱり煙草というものが「古い時代の象徴」みたいになっちゃったことって、漫画に限らず表現の世界にとって結構大きな損失なんじゃないかって思っちゃいますね。自分は吸いませんが。 そういえば実写映画化のとき、栗山千明に成宮寛貴にHYDEにとどえらいキャスティングでしたね。HYDEの演技力はさておき、あの現実離れした美貌は矢沢まんがから出てきたかのよう。実写映画「NANA」では主題歌を提供してましたし、矢沢ワールドになにかと縁があるお人です。確か漫画「NANA」が大ヒットした頃ってGLAYやラルクの絶頂期から歌姫ブームへの過渡期みたいな感じで、トラネスとラルクを重ねてみていたような気がします。
矢沢あい先生の作品は恋愛モノ友情ものが多いけど、「下弦の月」はそれに加えてミステリーもプラスされて、え?どうなるの?イヴは誰?なんでアダムと美月が出会えたの?時系列は?などなど…謎もいっぱいです。 ちびっ子4人の駆け回る姿に泣けてきたり、さやちゃんとまさきくんの関係とか、ほたるちゃんと医院長の息子くんにもっと仲良くなれ〜とか…可愛い恋模様もあったり、それでいてシリアスなのに、ちょいちょいお得意のギャグの掛け合いもありで裏切らない安定ぶりです! 面白いのでぜひオススメです!!