あらすじ

【弟子仲間の登場で気持ちは焦る…!?】渡は学校で大工の基礎を学んだり、実技的な活動をしたり、毎日が充実している。そんな中、新年の挨拶で棟梁のもとを訪れると、住み込みで見習いを始めた昭二を紹介される。渡は、昭二から「まずは砥ぎを覚えろ」と棟梁に言われたことを明かされ、先に弟子入りをしたのに自分は言われたことがないと不満になり――。
いらかの波(1)

【赤いカワラ屋根の家は父子の夢】幼い頃に両親を亡くして養護施設で育った渡は、小林家の養子となって緑が丘中学に転入。学校ではやんちゃだが、小林夫妻の前では控えめな態度を取り、亡き父親の「赤いカワラ屋根」の家を建てる夢を叶えたいと言い出せない。しかしある日、通学路の途中で見つけた建築現場で大工の棟梁と出会い、大工を目指す思いがますます強くなり…。

いらかの波(2)

【大工を目指していいのかな…?】大工を目指す渡だが、ある日風邪で寝込んだ義父の看病をしていると「きちんと進学し、いい会社に就職してほしい」と告げられた。夢は諦めきれないが、病気のせいか老けこんで見えた義父を思うと気持ちが揺らぐ。さらに、友達は将来実家の店を継ぐと固く決意していて、彼の父親がそのことを喜んでいると知り、夢に対する迷いが深くなる――。

いらかの波(3)

【やっぱり大工の夢は諦められない!】大工の夢を義父に反対されている渡は、小林夫妻に内緒で棟梁のもとへ通い、建築現場を見学して知識を身につけていく。ところが、いつもと同じように棟梁のもとへ向かう姿を偶然にも義父に目撃されてしまう。帰宅すると、義父との口論になり「大工以外になるつもりはない」と宣言するのだが…。

いらかの波(4)

【大工を目指すには進学も必要…?】1日も早く大工になりたいばかりに、進学について全く考えていなかった渡。ところが、棟梁に「大工になるにしても、学校で基礎をしっかり学んだ方がいい」と言い聞かされ、進学へと考えを転向する。親子面談で、建築科のある成京工業高校を志望校にするが「今の成績では合格は難しい」と担任の先生から告げられ…。

いらかの波(5)

【志望校に無事合格できるのか!?】進学を目指して猛勉強を始めた渡。そんなある日、最近学校を欠席している同級生・根岸の様子を見てきてほしいと担任の先生に頼まれる。渡はサボろうとしている根岸を見つけ「学校へ行こう」と伝えるが、「余計なお世話だ」と聞き入れてもらえなかった。このことを担任に相談したところ、根岸から恨みを持たれ、入試当日に仕返しをされてしまう――!

いらかの波(6)

【早く自分の家を建てたい!】実技を教えて欲しいのに、講義ばかりが続いて退屈していた渡は、中学の同級生・小西との付き合いで入部した野球部の練習に熱中する。練習の帰り道、建築クラブの部員と偶然出会い、彼らが家の模型製作など実技的な活動をしていることを知る。渡は「やっぱり道具を使ってものをつくりたい…」と、野球部を退部して建築クラブの部室の扉を開く!

いらかの波(7)

【高校初めての文化祭は前途多難!】建築クラブで実技的な活動ができるようになった喜びも束の間、渡は文化祭に向けての材料費が足りないことを知る。アルバイトや学校の先生達からのカンパで、材料費を確保することには成功。しかし、展示する予定だった過去の先輩達の模型を不注意で壊してしまう。渡は新しい模型の製作を提案し、街のミニチュア製作に取り掛かる!【同時収録】まーやのバースデー

いらかの波(8)

【弟子仲間の登場で気持ちは焦る…!?】渡は学校で大工の基礎を学んだり、実技的な活動をしたり、毎日が充実している。そんな中、新年の挨拶で棟梁のもとを訪れると、住み込みで見習いを始めた昭二を紹介される。渡は、昭二から「まずは砥ぎを覚えろ」と棟梁に言われたことを明かされ、先に弟子入りをしたのに自分は言われたことがないと不満になり――。

いらかの波(9)

【夢への一歩を踏み出したが…】大工を目指して努力する渡は、ある日、学校で青木先生が家を建てたいと西村先生に相談していることを知る。そこで、渡は腕のいい大工を知っていると棟梁を紹介する。西村先生の提案で、建築クラブの部員達は棟梁の現場を手伝わせてもらえることになる。渡が自分の夢に近づいていることを実感する中、義父が交通事故に遭ったと知らされる――!

いらかの波(10)

【大工は自分が選んだ仕事】渡は、将来自分が建てるつもりの家の模型を文化祭で製作。文化祭に来られなかった棟梁に、その模型の写真を見せに行く。現場の手伝いや、模型の製作で自信をつけた渡は「もういつでも本物の家を建てられる」と棟梁にいうが、「そんな甘い考えでは、いい大工になれない」と怒られてしまい…。【同時収録】特ダネや~い!Part1/特ダネや~い!Part2