あらすじ過去の星名(ほしな)の呪縛を断ち切ろうともがくキョドコ。厳しいが誠実な吉崎(よしざき)に惹かれ、認めてもらいたくて仕事も張り切る。しかし「変わりたい」という言葉とは裏腹に、暴走し堕ちていく……。希望の光は何処に――!?依存系女子キョドコの愛と幸せ探し……混沌の第2巻!!
いいところがほとんどなく振り回されてばかりの主人公、もがけばもがくほど嵌っていく泥沼のようで、積み上げたと思ったら鬼(星名さん)がやってきて簡単に元通りにされてしまう賽の河原のようでもあり…こういうドロドロとした人間の内面を一切の容赦もなく描きつつ、群像劇としてもちゃんと面白い。 何よりデッサン力や表情芝居など、とにかく絵が上手いというのは大きな魅力ですね。キャラクターの豊かな表情やしぐさが心情を正確に伝えてくれるので無駄なモノローグも要らないですし、構図も多彩かつ計算されつくしていて目を楽しませてくれるし、キャラクターデザインも一目見ただけで彼らがどういうキャラなのかを物語ってくれます。