あらすじ宮殿-パレス-での勤めを通して、御園の陛下への想いは、日に日に募っていくばかり…。そんな中、宮殿-パレス-にやってきたのは、海色の瞳を持つ婦人、レディ・アスター。何やら思惑ありそうで…?そして平和な帝都を脅かす大事件が…!?少女帝と少年侍従の近代宮廷ロマンス、激動激震の第5巻
宮殿で暮らす人々のお話。 今では考えられないような迫害的なことや、当時の作法や口語がところどころに入っていて、宮殿内の装飾品も美しくおもしろい。 よくも悪くも貴族と皇族と平民とくべつがはっきりしている。 線を引きつつもお互いを必要としている帝と御園の関係性が、ほほえましくもたまらなく切ない。 御園は主を信じ、「仕える」ということを体現しているようでした。